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動脈硬化 早期発見に光 PET新検査薬開発 久留米大

 久留米大医学部(福岡県久留米市)は4日、動脈硬化の要因となる「悪玉細胞」を、陽電子放射断層撮影(PET)検査で従来より鮮明に映し出すことができる新たな検査薬を、田原宣広講師(心臓・血管内科)などの研究グループが開発したと発表した。動脈硬化の早期発見、治療につながることが期待され、研究グループは1~2年内の患者への臨床試験を目指す。

 悪玉細胞は、血管内の悪玉コレステロールが酸化し悪性化した物質を取り込んだ細胞。血管の中で増えることにより血流を閉ざし、脳卒中や心筋梗塞につながる深刻な動脈硬化を引き起こす恐れがある。

 田原講師らは約8年前、悪玉細胞が栄養素として取り込むブドウ糖の一種、グルコースを応用した検査薬を開発。PET検査時、放射線に反応したグルコースが光り、グルコースを取り込んだ悪玉細胞を見つけられるようにした。

 より効率的な方法を4年ほど前から研究し、グルコースとほぼ構造が同じで無害なマンノースに着目。マンノースを放射線に反応するようにし、検査薬としてウサギに投与したところ、悪玉細胞がグルコースより多くのマンノースを取り込むため、より鮮明な画像が得られたという。

 田原講師は「動脈硬化が進んでいない時点で発見し、早期治療につなげたい」と話している。=2014/02/05付 西日本新聞朝刊=

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