1歳半健診 フッ素無料塗布 北九州市 歯科受診率向上へ

 乳幼児の歯科健診の受診率向上に取り組む北九州市は本年度から、1歳6カ月児歯科健診受診者(1歳半~2歳未満)のフッ素塗布を無料化した。市は受診者が支払う600円を全額負担する費用として、2016年度一般会計当初予算に費用約320万円を盛り込んだ。

 市内の14年度の歯科健診受診率は、1歳6カ月児が61・3%、3歳が53・3%で全国平均より30%以上低い。上下の歯が生え始める時期に虫歯予防のフッ素塗布を無料で施すことで受診者の増加につなげる考え。市健康推進課は「受診をきっかけに、虫歯予防に対する保護者の意識を高め、日常のケアやかかりつけ医との出会いにつなげたい」と期待を寄せている。

 市によると、歯科健診は医科と歯科がセットになった集団健診を実施する自治体で受診率が高い傾向があり、北九州市のように個別に病院や歯科医院に出向いて受診する自治体では、歯科への関心が低くなるという。市は17年度までに1歳半健診の受診率を75%、3歳を70%にする目標を立てている。

 受診には母子健康手帳にとじ込んでいる券が必要。1歳6カ月健診では400円で保護者も受診できる。


=2016/04/19付 西日本新聞朝刊=

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