重度障害児の在宅医療支援 熊大病院にセンター開所 支援員育成し連携強化も

熊本大医学部付属病院に開所した「小児在宅医療支援センター」
熊本大医学部付属病院に開所した「小児在宅医療支援センター」
写真を見る

 継続的な医療ケアを必要とする重度障害児の家族や医療関係者に、在宅医療の情報を提供する専門相談窓口「小児在宅医療支援センター」が30日、熊本市中央区の熊本大医学部付属病院に開所した。相談業務に加え、患者家族と関係機関を橋渡しする専門コーディネーターを育成。障害児のケアに従事する関係者を集めた会議を定期開催し、ネットワーク作りも担う。

 県医療政策課などによると、県内の重症心身障害児数は約400人(2013年8月現在)で増加傾向にある。都市部以外の地域では、訪問看護師など在宅医療に携わる医療関係者が特に不足しており、保護者の負担が深刻な問題となっている。センターは、居住地域にかかわらず全ての子どもが必要な医療や教育、福祉を受けられる環境整備を目指すという。

 相談窓口では、医師や理学療法士などのスタッフが個別相談に応じる。また、小児科医を対象に実技講習会を実施。要望があれば学校に出向き、人工呼吸器の使用方法を説明する出前講座も開く。訪問看護ステーションなど関係機関の相談は12月1日から受け付け開始。一般からの相談は来年4月から受け付ける予定。

 中村公俊センター長は「障害のある子どもが社会の中で元気に育つよう、関わる人たちが顔の見える関係を築くための中核機関にしたい」と話した。


=2016/12/01付 西日本新聞朝刊=

◆好評の西日本新聞アプリ。3ヶ月無料の締め切り迫る。早めの登録がお得です!

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]