リスク減らし予防を 認知症の専門医が講演 日田市

 県認知症疾患医療センターに指定されている日田市の上野公園病院の長野浩志院長が、同市で認知症予防について講演した。認知症と、病気や生活習慣との因果関係を示しながら予防策、リスク低減策を解説。「身近なものとして予防に取り組んで」と呼び掛けた。

 認知症には、アルツハイマー型やレビー小体型、アルコール性などさまざまな原因があり、このうちアルツハイマー型は糖尿病や高血圧、うつ病、喫煙などの「危険因子」を取り除けば35%は予防できるという。

 その上で、長野院長は(1)ウオーキングやスロージョギングなどの有酸素運動(2)テレビを見ながらアイロンを掛けたり洗濯物を畳んだりするデュアルタスク(二重課題)(3)アルコールは1日20グラム(日本酒1合分)以内-などを行うことで予防効果があると指摘した。

 講演会は医療・介護関係者でつくる市在宅医療介護連携推進会議が主催し11月に実施。医療・介護などの関係者200人のほか、市民100人以上が訪れ、関心の高さを示した。

 日田市では、市から委託を受けた市内4カ所の地域包括支援センターが認知症をはじめ、高齢者の不安や質問、相談に応じている。同会議事務局(市医師会立訪問看護ステーション)の飯田晴美さんは「在宅で安心して過ごせる社会づくりに向け、今後も啓発に力を入れたい」と話していた。


=2017/12/13付 西日本新聞朝刊=

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