水俣病の新治療法を共同研究 久留米大と国水研 協定

 久留米大(福岡県久留米市)は15日、国立水俣病総合研究センター(国水研、熊本県水俣市)と連携協定を締結し、水俣病の新たな治療研究に共同で取り組むと発表した。大学院生の医師1人を来年1月から週に2回、国水研に派遣する。

 久留米大は約10年前から水俣市内の病院に医師を派遣し、水俣病患者の治療に関わってきた。共同研究では、手足などの慢性的な痛みを緩和するため、脳に磁気刺激を与える治療法の確立や、筋肉の緊張を緩める薬物療法の水俣病への応用に取り組む。国水研は研究・治療機器が充実しており、久留米大は専門的なリハビリ治療を提供し、治療効果の測定などで協力する。

 締結式で、永田見生学長は「患者の機能や日常動作の回復に貢献したい」、国水研の重藤和弘所長は「患者の役に立つ治療確立のため、充実した研究にしたい」と意気込んだ。


=2017/12/16付 西日本新聞朝刊=

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