若者が被爆の継承企画 SNSで世界へ映像配信 [長崎県]

平和に関する企画を発表する活水高平和学習部の生徒たち
平和に関する企画を発表する活水高平和学習部の生徒たち
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 長崎の若い世代が平和継承などについての企画を立案するアジア青年平和交流事業(長崎平和推進協会主催)の審査会が11日、長崎市平野町の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で開かれた。県立大シーボルト校と活水高の2件が本年度の事業として認定された。

 県立大シーボルト校のグループ「金村先生と愉快な学生たち」は、祈念館に所蔵されている被爆者の手記や体験記から選んだものを取材し、ドキュメンタリーとして映像化。アニメーションも交えながら会員制交流サイト(SNS)で、世界の若者向けに発信する企画を提案した。

 活水高の「平和学習部」は、長崎原爆で亡くなり、振り袖姿で荼毘(だび)に付された少女が題材の絵本「ふりそでの少女」の多言語化を進める企画を発表。既に翻訳された英語や中国語に加え、交流校の協力を得てドイツ語やスペイン語訳に取り組むという。

 長崎平和推進協会副理事長の舩山忠弘審査員は「被爆体験を語ることができる世代の高齢化が進む中、両校とも原爆被害の実相を次の世代に伝えたいという意志が伝わった」と評価した。両校は来年3月、取り組みの成果を発表する。

=2016/09/24付 西日本新聞朝刊=

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