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潜伏キリシタン情報発信 外海地区に資料館19日開館 [長崎県]

展示資料のマリア観音像を手にする外海潜伏キリシタン文化資料館の松川隆治館長
展示資料のマリア観音像を手にする外海潜伏キリシタン文化資料館の松川隆治館長
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 長崎市下黒崎町で19日午後3時、「外海潜伏キリシタン文化資料館」が開館する。下黒崎町を含む外海地区には、政府が2018年の世界文化遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産がある。潜伏キリシタンの末裔(まつえい)らが、キリシタン文化を広く知ってもらおうと開設の準備を進めてきた。

 潜伏キリシタンの子孫の一人である松川隆治館長(76)は、資料館開設を胸に秘め、15年ほど前から黒崎地区の潜伏キリシタンに関わる品を収集してきた。市が昨年10月、交流の産業化応援補助金(上限100万円)の交付を決定したことから、資料館開設が実現することになった。

 赤レンガが目を引く黒崎教会前の空き家をリフォームした資料館には8畳ほどの展示室があり、潜伏キリシタンだった家庭で継承されてきたマリア観音や、フランス人宣教師が配布したとみられるロザリオなど資料約30点が並ぶ。

 下黒崎町にはカトリック教徒とかくれキリシタン、元かくれキリシタンの仏教徒が集い、禁教下の宣教師サン・ジワンに祈りをささげる枯松神社がある。松川館長は「宗教が共存する伝統様式の文化的価値も知ってほしい」とし、同地区のキリシタン史を15枚のパネルで解説する。

 潜伏キリシタン関連遺産の改称前は、教会やキリスト教に焦点が当てられることが多かったが、映画「沈黙-サイレンス-」の公開で、理解が少しずつ広まっている。松川館長は「隠れて見えにくかった歴史や文化を、地元から積極的に伝えていきたい」と話す。

 土、日、祝日の午前9時~午後4時。平日は要予約。入館料は200円(中学生以下無料)。

=2017/03/18付 西日本新聞朝刊=

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