大雨影響、葉タバコ病気 収穫期、農家は悲痛 [長崎県]

大雨の影響で病気にかかった葉タバコ
大雨の影響で病気にかかった葉タバコ
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 6月末の大雨の影響で、壱岐市では収穫期を迎えた葉タバコが、病気にかかるなどの被害がでている。農家からは「ここまで順調に育ってきたのに」と悲痛な声が上がる。

 長時間水に漬かった葉タバコの根は機能しなくなって立ち枯れたり、水に漬かることで病気を引き起こす菌が付着し、葉が褐色などに変色したりする。

 葉タバコは5月中旬から8月上旬が収穫期。7月は葉に厚みが増し、最も商品価値が高い葉が収穫できる時期だが、市内で6月29日夜から30日朝にかけて1時間雨量120ミリを観測するなど猛烈な雨が降った。

 郷ノ浦町の清水政旺さん(70)は約130アールで葉タバコを栽培する。そのうち約7割が山から水が流れ込み、川からあふれた水にも漬かった。清水さんは「今年は育ちがよく、一反(10アール)当たり約250キロの収量を見込んでいたが、150キロか、それ以下になる可能性がある。栽培を始めて4年になるが、こんなことは初めて」と肩を落とす。

 壱岐では「壱岐葉たばこ振興会」の会員29人が65・5ヘクタールで栽培する。県農政課によると、6月末の大雨による11日現在の壱岐市の葉タバコ被害は20・6ヘクタールで、被害額は約862万円。同振興会の野口建一会長(61)は「会員全員に何らかの被害がでており、言葉もない」と話す。

=2017/07/17付 西日本新聞朝刊=

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