【長崎】投票率どうなる 関心低迷、雪も懸念 期日前は前回比3万人増

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 4日に投開票を迎える知事選では、前回過去最低の40・72%を記録した投票率の行方が注目される。同じ顔ぶれで関心が高まっているとは言えず、さらに下回ることも懸念されているからだ。県選管が発表した2日までの期日前投票は前回より3万2408人増の12万7888人に達し、有権者数(同日時点)の約11%に達したが、全体の投票率押し上げにつながるかは見通せない。

 過去18回行われた知事選で最も投票率が高かったのが1951年の85・61%。そこから下落が続き、90年は衆院解散で同日選となり78・13%にまで上昇したが、2002年には初めて50%を切った。現職が初当選した10年は過去最多の7人が立候補し、有権者の関心も高まって60・08%に上がったが、傾向としては低迷している。

 全国では30%割れした例もある。埼玉県知事選は11年7月に24・89%と、全国歴代ワーストを記録。啓発活動に力を入れた15年8月でも26・63%にとどまりワースト3に。同県選管は「埼玉都民とやゆされるように、仕事や大学で東京に通う人が多く、地域への関心が薄い」と頭を抱える。熊本大の鈴木桂樹教授(政治学)は「知事選は市町村と比べて行政と有権者の距離が遠い上に、国政よりも報道の量も減ることが関心の低さに影響している」と指摘する。

 当日の天気も気がかりだ。長崎地方気象台によると、4日は大陸から流れ込んだ寒気の影響で気温が下がり、平地でも積雪となる恐れがある。現職中村法道氏の陣営幹部は「投票に行かなくなってしまう。(投票率が)前回をさらに下回れば信任と言えるのか…」。新人原口敏彦氏の陣営幹部も「せっかく期日前投票が増えたのに、どうなるか分からなくなった」と心配そうな表情を見せる。

 離島などの一部の投票所を除き、投票時間は4日午前7時~午後8時。

=2018/02/04付 西日本新聞朝刊=

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