復興とまちづくり語り合おう 熊本大が「ましきラボ」開設

「ましきラボ」のウッドデッキで談笑する熊本大の学生たち=19日午後3時すぎ、熊本県益城町
「ましきラボ」のウッドデッキで談笑する熊本大の学生たち=19日午後3時すぎ、熊本県益城町
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 被災地の復興を住民と大学生が気軽に語り合える場に-。熊本地震からの復興支援に取り組む熊本大(熊本市)は19日、地震で大きな被害を受けた熊本県益城町の秋津川河川公園に、学生や大学教員と住民の交流拠点「ましきラボ」を開所した。住民の声を生かした地域づくりを実現するため、住民と行政のパイプ役として地元大学の取り組みが期待される。

 「ラボ」は、海上輸送用の中古コンテナ2台(長さ6メートル、高さ2・5メートル)を組み合わせた造り。毎週土曜の午後2~5時に開放し、学生のほか交通政策や建築デザインなどが専門の教員が詰める。まちづくりに関する住民の考えを聞き、意見を町に伝える。町は12月に策定予定の町復興計画に反映させたい考えだ。

 ラボには、学生が製作し、地震前の町を再現した模型も展示。コンテナ前のウッドデッキを活用したイベントも企画するという。

 町が全1万3097世帯を対象に実施した調査(回答率39%)で、9割が町に住み続けたいと答えた。同大の田中智之准教授(建築学)は「まちづくりへの関心が高い住民が多く、町の将来像を一緒に考える場にしたい」と期待する。

 仮設住宅への聞き取り調査に取り組む4年の長浜康希さん(22)は「被災者が抱える困りごとの一つ一つに向き合うことがラボの重要な役割」と話し、住民を交えたワークショップの開催を構想中だ。

=2016/10/20付 西日本新聞朝刊=

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