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ふるさと納税“恩恵”を議員にも 費用弁償の復活を提案 上峰町議会

 佐賀県上峰町議会は、財政難で2007年度に廃止した「費用弁償」を復活させる条例改正案を議員提案した。ふるさと納税が好調で、財政事情が良くなったためと説明している。費用弁償は交通費や日当の名目で支給されることが多く、「議員報酬との区別がつきにくい」として廃止した議会もある。

 改正案によると、17年度から本会議や委員会に出席した議員に1日2千円を支給する。議会事務局によると、同額を支給していた03年度の総額は98万8千円。04年度に半減し、07年度に廃止した。09年度から活動時間の長い委員会に限って1日千円を支給している。

 町議会は、ふるさと納税の伸びや公共工事の抑制で財政健全化が進んだことを復活理由に挙げた。上峰町はふるさと納税の返礼品の「佐賀牛」が人気で、15年度は県内最高の約20億6千万円を集めている。

 町議会は「以前あった予算の復活で新しい提案ではない」として、執行部と協議をせずに9日の本会議に提案。武広勇平町長は「寝耳に水。事前に協議してほしかった」と不快感を示している。

 全国町村議会議長会は「予算が必要なので、事前に協議することが望ましい」と指摘している。改正案は16日に採決される。

=2016/12/13付 西日本新聞朝刊=

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