西日本新聞電子版サービス

講師襟絞め、3生徒気絶 「女子に嫌がらせ」と指導 田川郡の中学校

 福岡県田川郡内の中学校で昨年12月、30代男性講師が、嫌がらせを受けたという2年の女子生徒の訴えを受けて同じクラスの男子生徒3人を指導する際、襟元を絞めて気絶させていたことが7日、分かった。3人ともその場で意識を回復したが、1人は過呼吸状態になり、救急搬送された。学校側は「行き過ぎた指導」として講師を自宅謹慎させている。

 同校によると、男性講師は昨年12月19日の昼休み、副担任を務めるクラスの女子生徒から、男子生徒3人にマスクを取られたり、背後から大声で脅かされたりするなどの嫌がらせを受けていると聞き、学習室に3人を連れて行き、口頭で注意。その後、1人ずつ襟元を手で絞め上げて気絶させた。その場で蘇生術を施し、3人の意識を回復させたが、過呼吸の症状を見せた1人は同県田川市内の病院に救急車で搬送された。

 講師は同校に2年以上勤務。格闘技の経験があるという。

 学校側は、男子生徒3人の保護者に報告し、21日に講師とともに謝罪。29日には、全校生徒の保護者向けに事実報告の文書を送付したという。男性講師は22日から自宅謹慎中で、同校を所管する教育委員会が処分を検討している。学校側は女子生徒に対するいじめの有無も調べる。

 同校の校長は「行き過ぎた指導と言わざるを得ない。力による生徒指導は許されないことを職員全体で再確認し、再発防止に取り組む」と話した。

=2017/01/08付 西日本新聞朝刊=

◆好評の西日本新聞アプリ。30日分の全紙面と速報ニュース。初月無料でお試し!

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]