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LINE感覚、顔写真掲載 他人になりすまして悪口 10代ツイッター急増

 スマートフォンを手に、友人とメッセージをやりとりするLINE(ライン)を使い慣れた子どもたち。同じ感覚でツイッターに自分の名前や顔写真だけでなく、友人や知人のものも無断で投稿、インターネット上で個人情報が「野放し」になっているのが実情だ。専門家は「犯罪に悪用されかねない」と警鐘を鳴らす。

 北九州市のある中学校では昨夏、体育の授業中、体操服を着た女子生徒たちの姿が無断でツイッターに投稿された。撮影、投稿したのは同校の女子生徒。「面白いかなと思って」。悪気なく、教員にそう説明したという。近隣の中学の生徒を無断で撮影し「図書館にいた。こいつ誰?」と画像を載せるなど、他校を巻き込んだいざこざに発展しかねない投稿も。「今の子どもたちにスマホを持つなという指導はできない」と同校長。PTAの会合などで保護者にスマホの使い方を指導している。

 「○○中のAちゃん、むかつく」。この投稿主は、ツイッター上では福岡市内の女子中学生Bさん。昨秋、実際は何者かがBさんになりすまし、つぶやいていたという。悪口を書かれたAさんが「仕返しをしてやろう」とBさんの悪口を投稿、大げんかとなった。教員を交えて話し合い、誤解と分かったものの、今でも誰が何のために投稿したかは特定できない。

 Bさんはツイッターに実名や顔写真、学校名まで投稿し、誰でも見られる状態だった。好きな芸能人や趣味の話題を投稿してネット上の友人を増やし、フォロワー(読者)は約千人に上っていた。学校関係者は「友人同士で読者や他校の友人の多さを自慢し合い、その数を競うような風潮もある」と指摘する。

 ツイッターには相手がメッセージを読んだことを同時に自分のスマホで確認できるLINEの「既読」機能がなく、返信を待ってイライラすることがない。「一方的に書き込める気楽さが子どもたちに受けている」と分析するのはNPO法人「子どもとメディア」の黒田可奈子事務局長(44)。福岡県内の小中高校でネットの付き合い方を教える派遣講師を務める。

 警察庁によるとツイッターなどの会員制交流サイトを利用して児童ポルノや児童買春などの被害に遭う18歳未満は年々増加し、2015年は1600人を突破。黒田氏は「安易に個人情報を載せれば犯罪に巻き込まれる可能性があることを地道に伝えていくしかない」と話す。

=2017/01/12付 西日本新聞朝刊=

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