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受験生「宿がない!」悲鳴 福岡、ライブ重なり“満室” 国公立大の2次試験

 国公立大の2次試験の前期日程がある2月25、26の両日前後、福岡県内を中心に、宿泊場所を確保できない受験生が続出している。入試に加え、若者に人気の二つのグループによる計5万人規模のコンサートと、薬剤師の国家試験日程も重なったため。福岡都市圏の宿泊施設はパンク状態で、受験生の親からは「部屋が取れない。どうすれば…」と悲鳴が上がっている。

 コンサートが重なっているのは「三代目J Soul Brothers」(2月24~26日、ヤフオクドーム=約3万8千人収容)、映画「君の名は。」の主題歌でヒットしたロックバンド「RADWIMPS(ラッドウィンプス)」(同25、26日、マリンメッセ福岡=約1万5千人収容)。さらに福岡市の大学が薬剤師国家試験(同25、26日)の九州唯一の会場になっている。

 同市内には2014年時点で2万3979室のホテル、旅館があるが入試期間はほぼ満室。ネットサイトでは2万~10万円の部屋しか空いていない。福岡市によると、イベントで宿泊場所が不足した場合には、市が「イベント民泊」として市民に自宅の提供協力を求める手法はあるが、担当課は「現時点で予定はしていない。状況を把握して対策を検討したい」と話す。

 福岡県内には九州大や北九州市立大など7国公立大があり、昨年の前期志願者は約1万1千人に上った。大学入試センター試験後、1日10件超の問い合わせがあるという九大側は「こんなこと初めて」。北九州や久留米両市でも空き部屋は少なく、キャンセル待ちの受験生もいる。福岡市の旅行会社は隣県の宿泊施設を紹介しているが、各県も入試日程は同じだ。

 娘が九大を志願する広島県の父親(50)は、佐賀県唐津市のホテルに前泊するか、山陽新幹線で当日入りするか、悩んでいる。「どちらも天気次第で心配。一生に一度の大切な日にコンサートと重なるとは…」とため息を漏らしていた。

=2017/01/28付 西日本新聞朝刊=

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