安否確認一晩で急増 大分 崩れた土砂の「天然ダム」、決壊の恐れ

次々とかかる市民からの安否確認の問い合わせの電話に対応する日田市職員=7日午前9時ごろ
次々とかかる市民からの安否確認の問い合わせの電話に対応する日田市職員=7日午前9時ごろ
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 「連絡が取れない。何とかして」-。大分県日田市には孤立した地域住民の親族らから安否確認を求める悲痛な訴えが寄せられている。その数は7日早朝までに133人。日を追うごとに増えており、豪雨被害の全容はまだ見えない。

【小野地区動画】

※大分県日田市小野地区の住民が撮影(7日午前8時ごろ)

※大分県日田市小野地区の住民が撮影(7日午前8時ごろ)


 同市によると、6日午後8時までにかかった安否不明者の問い合わせの電話は68人だったが、一晩で倍増した。大半は土砂崩れや河川氾濫など被害が大きい大鶴地区と小野地区の住民情報を求める電話で、ニュースを見た県外の人からの問い合わせも増えているという。

 市中心部から両地区への道路は寸断。停電などで電話も不通になっており、市としても被災状況が把握しづらい状況が続く。両地区はもともと電波状況が悪い地域。停電による固定電話の不通も長引いている。

 95人の安否が確認できない小野地区では、崩れた土砂が小野川をせき止めて「天然ダム」ができており、決壊の恐れがあるために近づけない状況。同市の行村豊喜統括部長は「孤立地域や電話不通者にどう連絡を取るか、まずその手段から考えないといけない」と沈痛な表情で話した。

=2017/07/07付 西日本新聞夕刊=

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