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被災地結ぶヒマワリ 東北、熊本から朝倉に 恩返しの種巡り戻る

仮設住宅の敷地に並べられたプランターにヒマワリの種まきをする農業者たち=8日、福岡県朝倉市
仮設住宅の敷地に並べられたプランターにヒマワリの種まきをする農業者たち=8日、福岡県朝倉市
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 被災地をヒマワリで結び、元気を出そう-。九州豪雨被災地の福岡県朝倉市へ、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市の農業者らからヒマワリの種が贈られた。熊本地震被災地の熊本県西原村からも間もなく届く。実は、朝倉市から陸前高田市にプレゼントされた種が花を咲かせて実った種で、さらに西原村へも贈られ、被災地を巡り戻ってきた善意のヒマワリだ。朝倉市の仮設住宅で8日、種まきがあった。

 6年前、朝倉市の中嶋玲子さん(63)ら農業者たちが、津波被災地の塩害対策に有効と聞き、陸前高田市の農業者にヒマワリの種を贈ったのが最初だった。咲いた花は、多くの被災者たちの癒やしにもなった。昨年4月に熊本地震が発生すると、今度は陸前高田市から西原村へ「被災地に希望を」と種が贈られ、村内で大輪を咲かせた。そして今年7月の九州豪雨。陸前高田市と西原村から朝倉市に恩返しをしようと、中嶋さんたちに種を贈る申し出があり、陸前高田市からは一足早く届いた。

 この日、朝倉市の杷木小運動場にある仮設住宅で、中嶋さんたち農業者ら約70人が約130個のプランターに種をまいていった。仮設住宅に暮らす手嶋弘幸さん(65)は「復興へ、たくさん咲いてほしい」と喜んだ。西原村からは10日に種が届く予定という。自宅が大きな被害を受けた中嶋さんは、晩秋に咲く見込みの花を楽しみにしている。「大輪が、みんなの心の復興につながってほしい」

=2017/09/09付 西日本新聞朝刊=

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