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大分の25歳女性不明1年、見えぬ糸口 携帯、カード使われず

五條堀美咲さん(大分県警提供)
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 大分市の会社員五條堀美咲(ごじょうぼりみさき)さん(25)=福岡県久留米市出身=が行方不明になってから25日で1年となる。大分県警は事件や事故に巻き込まれた可能性があるとみて、延べ1万人以上を捜索に動員したが、手掛かりはつかめていない。この1年間、キャッシュカードを使った形跡はなく、携帯電話の電源も切られたまま。安否が心配され、家族は焦燥感を募らせている。

 「八方ふさがり。1年たったのに、スタートラインにすら立てていないようなものだ」。県警幹部は悲痛な表情で嘆く。

 五條堀さんは昨年9月26日午前1時ごろ、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で友人とやりとりをしたのを最後に連絡が途絶えた。勤務先に出勤してこないのを不審に思った同僚が同日午後、自宅アパートを訪問。部屋は施錠され、荒らされた様子もなかった。

 捜索は当初から難航した。五條堀さんが失踪する理由が見当たらなかった上、自宅付近で悲鳴などを聞いた人はおらず、周辺で交通事故などの形跡もなかった。このため県警は、友人関係から手掛かりを探った。

 五條堀さんが大分市に住み始めたのは、行方不明になる約1年半前。現地での友人は比較的少なく、県警が重点を置いたのは会員制交流サイト(SNS)の交友関係だった。SNS上での「友達」は延べ千人以上。県警は五條堀さんのアクセス記録を調べるため、SNSの運営会社に問い合わせたが、ほとんどは海外の企業で非協力的だった。公開されている五條堀さんのサイトから特定できた友人からも重要情報は得られていないという。

 県警に21日までに寄せられた情報は163件。「似た人がいる」という通報は大分県内のほか東京や大阪からも寄せられたが、発見にはつながっていない。

 自宅からは財布とスマートフォンがなくなっているが、金融機関で金を引き出したり、友達に連絡したりした形跡はないという。

 五條堀さんの父親は、心配で食事も喉を通りにくく、夜もなかなか眠れない状態が続く。玄関から音がしたり、電話が鳴ったりすれば、美咲さんではないかとすぐに確認するという。父親は大分県警を通じ「早く美咲の元気な顔を見たい。皆さまの情報が頼りです。ご協力お願いします」とコメントしている。

 情報提供は大分東署=097(527)2131。

=2017/09/24付 西日本新聞朝刊=

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