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オニバス50年の眠り覚めた? かつての自生地、小郡・大保池で発見

直径約1メートルを超える葉が広がる大保池の「オニバス」
直径約1メートルを超える葉が広がる大保池の「オニバス」
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 福岡県小郡市大保の大保池で、国内最大の水生植物で絶滅危惧種に指定されている「オニバス」が見つかった。直径1メートルを超える大きな浮き葉を広げているオニバスは、50~60年ほど前は自生していたというお年寄りの証言も。種に休眠性があることから、半世紀の眠りを経て発芽したのではないかと、地元でも評判になっている。

 オニバスはスイレン科の植物で、かつてはため池などに自生していたが、埋め立てや水質悪化で激減。環境省が「絶滅危惧2類」に指定している。一年草で春に発芽し、夏の最盛期には2メートル超の葉を広げる。

 9月中旬、市内に住む植物に詳しい高校生が発見。市生活環境課に「オニバスが生育している」と連絡し、県保健環境研究所の調査で確定した。市は「これほどの規模の自生地は珍しい」としている。

 草刈りや池干しなど、大保池を管理する大保区営農組合の福田健組合長(68)は「オニバスを多くの人に見に来てもらえるよう、環境を守っていきたい」と話している。

 県保健環境研究所によると、オニバスの県内の自生地は13カ所あり、飯塚市や遠賀町、みやこ町では自治体指定の天然記念物になっている。

=2017/10/24付 西日本新聞夕刊=

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