ヘリ主回転翼部品を回収 陸自、墜落原因解明へ調査

陸自ヘリ墜落現場から約500メートル離れた水路に落ちていた主回転翼=7日午前8時58分、佐賀県神埼市
陸自ヘリ墜落現場から約500メートル離れた水路に落ちていた主回転翼=7日午前8時58分、佐賀県神埼市
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ヘリが墜落した現場近くで落下物がないか確認する自衛隊員=7日午前、佐賀県神埼市
ヘリが墜落した現場近くで落下物がないか確認する自衛隊員=7日午前、佐賀県神埼市
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 佐賀県神埼市の住宅に陸上自衛隊目達原(めたばる)駐屯地(同県吉野ケ里町)所属のAH64D攻撃ヘリコプターが墜落、炎上した事故で、陸自西部方面総監部は7日、機体と4枚の主回転翼をつなぐ接続部の「メインローター(主回転翼)ヘッド」を墜落現場の住宅敷地内で発見したと明らかにした。空中で主回転翼が機体から外れたとの目撃証言があり、事故原因の解明につながる手掛かりとみて慎重に調べる。

 事故機は、飛行50時間ごとに受ける定期整備でメインローターヘッドを初めて交換した直後の点検飛行だった。陸自などによると、メインローターヘッドは6日の現場検証で発見。また、主回転翼4枚のうち2枚は墜落現場で、別の1枚は現場から南東500メートルの水路で見つかった。残り1枚は不明という。

 総監部によると、墜落した機体はテールローター(後部回転翼)がある尾翼部分以外の部品の多くが300~550メートル四方に飛散。陸自は7日午前、広範囲に飛散した部品の回収を本格的に始めた。既に回収して目達原駐屯地に移したフライトレコーダー(飛行記録装置)も解析し、原因究明を急ぐ。

 周辺住民からは落下物の早期の回収を求める声が上がった。近くの男性(81)は「破片が至る所に落ちている。自分が見つけただけで10個以上あった。早く全て撤去して事故の原因解明を進めてほしい」。40代主婦は「部品の中には放射性物質を含むものもあると聞いた。人体に害はないので触っても大丈夫と聞いたが心配だ」と話した。

=2018/02/07付 西日本新聞夕刊=

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