ゆふいん音楽祭復活 熊本地震きっかけ、住民ら結束 「地域の力」再認識 [大分県]

湯布院公民館ホールで演奏するプロの演奏家たち
湯布院公民館ホールで演奏するプロの演奏家たち
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湯布院公民館ロビーには、過去の音楽祭を振り返る写真も展示された
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演奏を終えた演奏家を笑顔で迎える、ゆふいん音楽祭のスタッフ
演奏を終えた演奏家を笑顔で迎える、ゆふいん音楽祭のスタッフ
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 晩秋の由布院盆地にクラシック音楽の美しい旋律が響いた。11月26日夜、由布市の湯布院公民館ホールで「ゆふいん音楽祭」が7年ぶりの復活を遂げた。熊本地震で被災した湯布院の町は、未来へ向かって新たな一歩を踏み出した。

 音楽祭は1975年、県中部地震の風評被害で観光客が遠のいた際、地元愛好家らがプロの演奏家を招いて開いた演奏会「星空の下のコンサート」が始まり。演奏家はギャラなし、地元は宿と食事でもてなす「手作り」が特徴だった。09年の35回を最後に開催は途絶えていたが、熊本地震での被災をきっかけに、若い世代の経営者や住民が中心となり、新たに企画した。

 ロビーには35回の歩みを振り返る写真が並び、かつてのスタッフが再会を喜び合う姿もあった。ホールでは、アンコールを求める拍手が何度も湧き起こった。古くからのスタッフは「湯布院という土地の力を形にしたのが、ゆふいん音楽祭なんだと再認識しました」と満足そうにつぶやいた。

=2016/12/01付 西日本新聞朝刊=

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