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保安林内に日田市施設 合併前、旧前津江村が建設 21年間違法状態 [大分県]

 日田市が所有する前津江町地域活性化センター(同市前津江町)が森林法で開発が規制されている保安林内に建設されていたことが21日、分かった。センターは保安林の解除を受けないまま1996年に建設され、21年間、違法状態が続いている。市は県と協議の上、本年度内に経緯を説明する書類を付けて林野庁に保安林解除を申請する。

 市などによると、保安林は、水源保全や土砂崩落による災害の防止などを目的に国や都道府県が指定する。センターのある保安林は、約50年前に水源かん養保安林として国が指定した。

 センターは国の「中山間地域総合整備事業」として、合併前の旧前津江村が国と県の補助を受けて約1億5千万円で建設。住民の集会や研修などに利用されてきた。鉄筋コンクリート造平屋の建物(約830平方メートル)全体と駐車場などが保安林内にあるという。

 市が昨秋、センターを含む公共施設の管理見直しを進める中で判明した。市は「旧村が保安林と知らなかったか、解除されていると思い込んでいたのではないか」と推測。「解除の手続きを進めたい」とし、測量委託料など関連予算案を開会中の定例議会に提案している。

 林野庁の担当者は「違法状態であれば是正すべきだ。原則は建物を壊して植栽をして元に戻す必要があるが、地域にとって重要な施設。長年、災害が起きていないなどの事実が確認できれば解除対象となることもあり得る」と話している。

=2017/09/22付 西日本新聞朝刊=

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