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トップ交代 民意を注視 山口2区補選1年 自・民の候補予定者 ともに読みきれず

2009年05月19日 10:29
 自民、民主両党が総力戦を展開した昨年4月の衆院山口2区補選から、1年余。この間、首相は福田康夫氏から麻生太郎氏に交代し、民主も16日、代表が小沢一郎氏から鳩山由紀夫氏に代わった。後期高齢者医療制度などを争点に自民に逆風が吹いた同補選後、中央政界における政局の「攻守」は激しく揺れ動き、なお安定しない。民意は今、どこにあるのか。次期衆院選で再び相まみえる見通しの両党の立候補予定者は、その風向きに目を凝らしている。

 民主の新代表に鳩山氏が決まった16日、山口市内で開かれた自民党山口県連の青年部・青年局大会。「政治資金問題を何も語らずじまい。民主は選挙に勝つだけが目的だ」。2区から立候補予定の自民新人、山本繁太郎氏はまくし立てた。

 補選では、道路特定財源、年金などの「3点セット」の批判を受け2万票以上の差で敗北。逆風は麻生政権でも続き、今年3月には2区内の保守地盤の1つ、柳井市の市長選と県議補選で自民系は民主系に敗れた。

 それだけに巨額献金事件は「反転攻勢の好機」(県連幹部)に映った。戸別訪問で門前払いを受けることもなくなり、「逆風は薄れた」と感じた山本氏。だが、民主が代表を代え、再び風向きが読めなくなった。「トップの顔も大事だが、日々の活動も重要ですよ」。山本氏は自分に言い聞かせるように語り、地域回りを続ける。

 一方の民主。「もやもやしたものがこれで吹っ切れた」。新代表の選出から一夜明けた17日、現職の平岡秀夫氏は、山口県岩国市で開いた選対会議で力を込めた。

 補選を制した平岡氏には、麻生内閣の支持率低迷で追い風が続いた。それが献金事件で一変。「擁護するか、降ろすか、はっきりしろ」。陣営には支持者からも厳しい声が届き、平岡氏も政権交代に危機感を感じた。

 「代表選はプラスだった」。代表選後、陣営はポスターを、小沢氏から鳩山新代表とのツーショットに切り替えて発注することを決めた。


=2009/05/19付 西日本新聞朝刊=
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