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【対決の構図・'17衆院選ふくおか】10区 前大臣に挑む希望、共産

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 「何ら、やましいことはないと主張したが、安倍政権を倒したいマスコミにいろんな批判をされた」。1日、北九州市小倉北区であった事務所開きで、前地方創生担当相の自民前職山本幸三(69)は学校法人「加計学園」の問題に触れ、危機感をにじませた。

 政府の説明が二転三転し、首相の安倍晋三も「国民の不信を招いた」と頭を下げた同学園の獣医学部新設計画を巡る問題。国会答弁を担ったのが山本だった。4月には文化財観光の振興を巡って「一番のがんは学芸員」と発言し、謝罪に追い込まれた。支援する市議は「『悪役』のイメージが心配」と明かす。

 希望の党の誕生もあり、「浮動票を当てにせず、支持基盤を固めるしかない」と陣営幹部。11区から10区に移り、3回目の衆院選。安倍政権の経済政策「アベノミクス」の「仕掛け人」を自任し、成果を強調。組織選挙を進める方針だ。

 2012年、14年と山本に連敗した元職城井崇(44)は今回、民進党を離党し、希望から立候補する。

 5日朝、城井は同市門司区で「希望の党」と書かれたパネルを前に「国政をリセットする」と訴えた。ただ、運動員の表情は複雑だ。「希望は東京の党。面食らっている」。憲法などのスタンスが民進と異なる希望に違和感を持つ支持者もいるという。陣営幹部は「推薦を白紙に戻した労組もある。本当に支持が広がるのか」と不安を漏らす。

 今回を「土俵際の戦い」と位置付け、有権者に直接訴える「どぶ板」に撤する城井。「希望は効果も副作用も大きい劇薬かもしれないが、あえて飲んだ。何としても勝ち抜く」。悲壮な決意で返り咲きに挑む。

 10区が「必勝区」の共産党は、前職田村貴昭(56)を擁立する。当初は民進と候補一本化を模索したが、希望への合流で断念。社民と協力し、野党共闘を目指す「市民連合ふくおか」から推薦を得た。田村は「10区では、平和憲法を守れるのはわれわれだけだ」と訴える。 (敬称略)

=2017/10/08付 西日本新聞朝刊=

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