投票すれば、飲食店などで特典 投票率アップ、商店活性化 一石二鳥「せんきょ割」 古賀の市民団体企画

全戸に配布するチラシで「せんきょ割」をPRする「古賀すたいる」の戸田祐子代表(中央)ら
全戸に配布するチラシで「せんきょ割」をPRする「古賀すたいる」の戸田祐子代表(中央)ら
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 古賀市の魅力をインターネットで発信する市民団体「古賀すたいる」(戸田祐子代表)が10日公示の衆院選で、投票した有権者が市内の飲食店などで特典を受けられる「せんきょ割」を実施する。投票率アップと地元商店活性化の一石二鳥を狙う企画。国政選挙では2016年の参院選で初めて実施し、投票率が向上。若者や現役世代の投票を促そうと学割やインターネット発信も充実させている。

 14年の市長選で投票率が初めて50%を切ったことを受け、15年の市議選で初めて企画。16年の参院選で市選管の選挙啓発支援事業委託として取り組んだところ、前回比4・63ポイント増の56・24%と投票率が上昇し、全国平均を上回った。

 せんきょ割は、投票所で入手した「投票所来所証明書」を協賛店に持参すると特典を受けられる仕組み。約40店舗が加わる予定で、期日前投票が始まる11日から1カ月間、大半の店舗でサービスを受けられる。

 市のスポーツ施設の利用や焼き肉店のメニュー、ケーキセットなどが無料か割引になるなど特典はさまざま。学生証を提示すれば、さらにドリンク1杯無料になるなど若い世代の投票も促す。「新規の客が増えた」「宣伝効果が高い」と店舗にも好評で、市選管も「選挙を盛り上げてくれるはず」と期待する。

 古賀市を含む福岡4区は前回と同じ顔ぶれでの選挙になる公算が大きい。30~40代の投票率が全世代と比べて低迷していることもあり、戸田代表は「投票に行かないと、政治が現役世代を気に掛けないようになる」と指摘。「せんきょ割ですてきなお店との出会いを楽しみ、地元を好きになることで政治にも関心を持ってもらえたら」と話している。

=2017/10/08付 西日本新聞朝刊=

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