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「離島票ない」 福岡市、2島分待たず開票 西区の開票所「結果早く伝える」

 台風21号の影響で離島の投票箱を回収できず、即日開票を見送る自治体が出る中、福岡市選挙管理委員会は22日夜、福岡3区に含まれる玄界島と能古島から投票箱を移送できないまま、他の投票箱の開票を始めた。投票箱がそろわないと全体の開票を延期する他の自治体とは異なる対応で、市選管は「できるだけ早く、有権者に結果を知らせるための判断」と説明した。

 市選管によると、開票所単位で投票箱がそろってから作業を始める予定で、両島からは同市西区の体育館に運ぶことになっていた。しかし、悪天候で移送できず、両島の当日投票者465人分を含む計2798人分を除き、この開票所で集計する票の97%に当たる8万6478人分の開票を始めたという。残りは、23日に開票する。

 公選法65条では、開票作業は全ての投票箱が開票所に届いた日、またはその翌日に行うと定める。今回、市は全ての投票箱が届いていない日に一部の開票作業を行った格好となった。

 公選法の規定について、市選管は「(全ての投票箱がそろわない当日の開票を)必ずしも禁止しているものではない。規定に抵触したり、投票が無効になったりする可能性は考えていない」としている。

 総務省選挙課によると、これまで公選法65条の規定に抵触するケースは把握していないという。福岡市選管の対応について、選挙課の担当者は「具体的な状況を把握しておらず、答えられない」と話した。

=2017/10/23付 西日本新聞朝刊=

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