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【対決の構図 '17衆院選おおいた】2区 与野党がっぷり四つの戦い

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 公示が4日後に迫った6日。佐伯市であった自民前職の衛藤征士郎の事務所開きで、総合選対本部長の県議志村学が訴えた。「自民党の支持者が100%衛藤さんに入れたとなるよう固めたい」。脇には、連立政権を組む公明党県本部代表。志村は「公明とは十数年の間、信頼を重ねてきた。『小選挙区は衛藤、比例は公明』を徹底してほしい」と続けた。

 衆院当選11回を重ね、衆院副議長も務めたベテラン衛藤をして今回の選挙は「非常に厳しい戦い」という。2区では、民進党、共産党、社民党の「野党共闘」が実現。与野党がっぷり四つの戦いになるからだ。さらに、衛藤は党の内規「比例代表の73歳定年制」が適用されるため、比例代表に重複立候補できない。惜敗率による「復活当選」がない背水の陣でもある。旧民主党に政権交代を許した2009年衆院選で敗北した苦い記憶もよみがえる。

 9月29日、衛藤陣営が大分市内で開いた「2区合同会議」には公明の支持母体、創価学会のメンバー約50人が顔をそろえた。公明は2014年衆院選比例代表九州ブロックで「悲願」の4議席を獲得。定数1減となる九州ブロックでの4議席維持が至上命題だけに自民との票のバーターは頼みの綱だ。「手足を精いっぱい伸ばして、やれることをやる」(公明県本部幹部)。危機感を共有する衛藤陣営と公明は従来にない協力関係を構築しつつある。

 対する社民前職の吉川元は、政策秘書として仕えていた重野安正・社民党幹事長=当時=が病に倒れて急きょ立候補した12年衆院選こそ、約4万7千票差の「ダブルスコア」で衛藤に敗れたが、前回14年は約2万6千票差に縮めた。この時競合した共産候補の約1万8千票を単純に足すと差は8千票余りに迫る。

 比例代表での復活ながら12、14年と連続当選を果たして伝統の議席を守った吉川。この5年間、週末はほぼ大分に帰り、支持労組や地域行事に顔を出してきた。「浸透度は確実に上がっている。衛藤に迫れるところまではきている」と陣営幹部。ただ、支持母体の労組組合員は高齢化しており、選挙区内には日田市や津久見市など九州豪雨や台風18号の被災地も抱える。「どれだけ運動を広げられるか」という懸念が残る。

 政治団体「幸福実現党」新人の上田敦子は、過去2回落選した参院から衆院に挑戦の場を変えた。 (敬称略)

=2017/10/08付 西日本新聞朝刊=

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