1区、野党共闘実る 無所属原口氏、激戦制す

佐賀1区で当選し、支持者と万歳三唱して喜ぶ無所属前職の原口一博氏=22日夜、佐賀市
佐賀1区で当選し、支持者と万歳三唱して喜ぶ無所属前職の原口一博氏=22日夜、佐賀市
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 22日投開票の衆院選で、佐賀1区は民進系の無所属前職、原口一博氏(58)が共産との野党共闘を実らせ8選を果たした。自民前職の岩田和親氏(44)は、重複立候補した比例での復活に望みを託す。2区は自民前職の古川康氏(59)と希望前職の大串博志氏(52)が激しく競り合い、共産新人の大森斉氏(62)は大きく離される展開。唐津市選挙管理委員会が、台風21号の影響で開票作業を23日午後2時(予定)からに延期したため、当落の確定は持ち越しとなった。一方、自民前職で比例単独の今村雅弘氏(70)は8選を果たした。投票率は1区57・64%、2区61・18%だった。

 1区は自民と非自民の事実上の2極対決となり、2区は自民、希望、共産の3党が議席を争う構図だ。

 1区は、原口氏が岩田氏との3度目の対決に競り勝った。過去2回は、初戦の2012年が岩田氏、14年の前回が原口氏に軍配が上がり、それぞれ敗者が比例復活する接戦だった。

 原口氏は衆院解散後、民進を離党し希望の公認となったが、公示3日前に辞退。民進に復党して無所属で出馬した。この動きに野党一本化を目指す共産が呼応。候補擁立を撤回して支援に回り、接戦を制した。

 岩田氏は公明との選挙協力を深め、各種支援団体の推薦も受けて組織戦を展開。閣僚や党幹部も来援したが、及ばなかった。政治団体「幸福実現党」新人の中島徹氏(43)は埋没した。

 比例九州の今村氏は自民の比例名簿順位が3位と前回の31位から厚遇され、当選した。

=2017/10/23付 西日本新聞朝刊=

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