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自民、初の小選挙区全敗 大串氏雪辱の5選 2区「政権の独走止める」

佐賀2区で当選し、支持者たちと武雄市内の事務所で万歳三唱をする大串博志氏(中央)
佐賀2区で当選し、支持者たちと武雄市内の事務所で万歳三唱をする大串博志氏(中央)
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 台風21号の影響で延期された唐津市の開票作業が23日行われ、佐賀2区では希望前職の大串博志氏(52)が5選を遂げ、比例復活した前回の雪辱を果たした。敗れた自民前職の古川康氏(59)と、1区で敗退した同、岩田和親氏(44)は比例で復活当選した。自民が県内の小選挙区で全敗したのは初めて。2区は自民、希望、共産の3党が議席を争奪。前回古川氏に約3万2千票の差をつけられた大串氏が、自民の地盤を切り崩し激戦を制した。共産新人大森斉氏(62)は及ばなかった。県内で比例も含め議席を獲得したのは自民と民進系無所属、希望の5人で、議席数も顔ぶれも衆院解散前と同じ。自民県連の留守茂幸会長は「厳しい戦いだった」と述べた。

 「きょうやっと、皆さまとともに選挙区で勝てた。本当にありがとうございます」。2区の希望前職大串博志氏(52)は、武雄市北方町の事務所で高らかに勝利宣言し、大勢の支持者と喜びを分かち合った。

 財務官僚を経て2005年、旧佐賀2区から立候補し、比例復活で初当選。「電話一本、大串ひろし」のキャッチフレーズを掲げ、フットワークも軽く週末ごとに地域を回って支援の輪を広げた。定数削減に伴う区割り変更で、前回14年の衆院選から自民支持層の厚い保守地盤の旧3区が選挙区に加わってからも同じ姿勢を貫いた。

 5選を目指した今回は、過去4回公認を得た民進を離れ、希望から立候補。支持者からは所属政党が変わったことへの戸惑いの声も聞かれたが、個人演説会などで「名を捨てて安倍1強独走を止める受け皿をつくる」と強調し、政権に批判的な層の取り込みを図る一方、政府の農協改革について「上から目線の農協改革」と批判。農政に不満を抱く農家の支持も集めた。

 大串氏は「野党を引っ張るリーダーとして安倍政権を止める勢力をつくっていきたい」と語った。

=2017/10/24付 西日本新聞朝刊=

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