力士は移籍、今年も佐賀へ 春日山部屋「消滅」 [佐賀県]

昨年の佐嘉神社での朝稽古。今年は追手風部屋として稽古に臨むことになる(佐嘉神社提供)
昨年の佐嘉神社での朝稽古。今年は追手風部屋として稽古に臨むことになる(佐嘉神社提供)
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 11月の大相撲九州場所で、県内唯一の宿舎として佐嘉神社(佐賀市松原2丁目)に寄宿してきた「春日山部屋」が19日、一時消滅となり、関係者やファンをやきもきさせている。在籍力士23人のうち、追手風部屋に移籍する約10人は今年も佐嘉神社で寄宿し、朝稽古公開などの恒例行事も存続する見通しだが、春日山部屋として案内状などを準備していた神社側は対応に追われている。

 2012年の現役引退後に部屋を継承した春日山親方(元幕内浜錦)は、先代親方と係争中で年寄名跡証書を所有しておらず、9月の秋場所中に部屋を訪れなかったことを理由に日本相撲協会から辞任勧告を受け、19日に受諾した。春日山部屋は消滅となり、親方や在籍力士の一部が同門の追手風部屋に移籍。ただ、九州場所中は同部屋の福岡市の寄宿先では移籍力士を受け入れ切れず、佐嘉神社で稽古する予定だという。

 12年から春日山部屋の力士を受け入れてきた佐嘉神社の権宮司草場啓司さん(57)は「すでに春日山親方と寄宿について話していただけに驚いている」と話す。九州場所を目前に控え、案内状や春日山部屋ののぼりも用意していたため、修正や追手風部屋との打ち合わせに奔走している。恒例の激励会や朝稽古見学、ちゃんこの振る舞いは今年も開催の見通しとなり関係者は胸をなで下ろすが、来年以降は未定。草場さんは「佐賀で唯一の宿舎なので県全体で応援できる環境でもある。力士たちには引き続き来てもらいたい」と話していた。

=2016/10/20付 西日本新聞朝刊=

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