ろくろの技師弟で披露 矢鋪與左衞門窯が展示会 福岡市・警固神社 [佐賀県]

作陶に励む矢鋪與左衞門さん(左)と白須美紀子さん
作陶に励む矢鋪與左衞門さん(左)と白須美紀子さん
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 有田町岳の矢鋪與左衞門(やしきよざえもん)窯が2、3日、福岡市中央区の警固神社で展示会を開く。矢鋪與左衞門さん(71)の作陶40年特別企画で、弟子の伝統工芸士、白須美紀子さん(38)とともに計約400点を出品する。

 棚田に囲まれた工房に、ろくろを回す音が響く。矢鋪さんと白須さんが土に触れると、みるみるとつぼや皿が生まれ出る。福岡県警の警察官だった矢鋪さんは1977年、ろくろの名手とうたわれた故中村清六さんに弟子入り。2011年に現代の名工に認定され、12年に黄綬褒章を受けた。白磁の奥義は「無限の創造の広がり」にあると言う。

 師匠の作品を「緊張感の中に温かみがある」と追い掛ける白須さんは伊万里有田焼ろくろ伝統工芸士、ろくろ技能士検定1級の資格を持つ精鋭で「心の行き届いた仕事をしたい」と話す。農業にも励み「大地に触れ、自然に感謝するものづくり」を続ける2人にとって、ろくろは「土に生命を吹き込む」営みでもある。

 展示会は入場無料。ろくろの実演や体験もある。

=2016/12/02付 西日本新聞朝刊=

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