益城町の避難所状況(熊本地震)

熊本県益城町の避難所で、西日本新聞が取材した状況は下記のとおり。

■益城町災害対策本部

【21日から仮設住宅入居受け付け】(5月18日)

 会見の主な内容は次の通り。

・5月21日から、仮設住宅入居の第1次受け付けを開始する。現時点では約750戸の建設を確保しているが、募集をかけるまで(20日まで)に建設予定地を増やし、900戸くらい募集する。

・第1次募集は6月3日まで。郵送でも可。益城町公民館講堂、グランメッセ熊本は21~6月3日まで常設、保健福祉センターはぴねす、交流情報センターミナテラス、エミナース、飯野小学校、益城中央小学校は21、22、28、29日に臨時受け付け。いずれも午前9時半~正午、午後1時~午後4時半。

・申請に必要なものは、申請者の控えになる受け付け票と申込書。罹災証明は持参しなくても受け付けできる。

・罹災証明については、今月いっぱいで調査が終わる予定。終わり次第、罹災証明結果と合わせて仮設入居の結果を発表する。1週間前後くらいで、避難所やホームページで公表。

・入居先については、第1希望~第3希望まで選ぶことができる。どのような人を優先的に入居してもらうか、基準はあらためて知らせる。定員オーバーの場合は抽選になるが、優先者だけで終わる可能性も。

・第1次募集後、早い時期に第2次募集もかける予定。

・仮設住宅については新たに70戸分を、益城町安永の熊本銀行のグラウンドを無償提供してもらい、建設する。敷地面積は約1万700平方㍍。7月上旬完成予定。

 

【転入5件、転出22件】(5月17日)

 会見の主な内容は次の通り。

 ・17日の転入転出件数は、転入が5件(8人)、転出が22件(46人)。各種証明書申請件数は398件。

 ・仮設住宅については東日本大震災を踏まえて、国から事前に国から仮設住宅の建設候補地を検討しておくようにと通達があっていた。益城町では、町民グラウンド1カ所のみを候補地として考えていたが、防災計画には計上せず。

 今回の地震発生後、仮設住宅の候補地として町が管理する校区グラウンド5カ所を検討。しかし、5カ所のうち町民グラウンドは地盤沈下やナイター設備の倒壊、福田校区グラウンドは地割れがあったため、仮設候補地として対応できず。残りの3カ所(津森、飯野、広安第一)で仮設住宅の建設が始まった。

 ・罹災証明については、20日から発行する。証明発行のお知らせについては、1日以降の申請受け付け時に緊急連絡先を聞いている。まずは発行の日時を郵送するが、返送されてきたら電話で通知する。

 

【転出入届の受付を開始】(5月17日)

 会見の主な内容は次の通り。 

 ・昨日(16日)から住民票や印鑑証明などの発行を再開、本日(17日)から転出入届けの受け付けを開始した。 

 ・避難者数(17日午前8時時点)は、15避難所に計3256人(昨日は3275人)。 

 ・罹災証明の申請数受け付け=156件。申請数=計10377件。 

 ・仮設住宅は17日に新たに516戸着工。これまでに着工した161戸分と合わせて677戸分を着工した。 

 

【新たな仮設住宅に着手】(5月16日)

 会見の主な内容は次の通り。

 ・16日午後から役場北側の町中央公民館で、住民票や印鑑証明書の発行を開始。17日からは国保年金業務、税務課、福祉課、いきいき長寿課、こども未来課の窓口業務を同公民館で再開。それ以外の課の業務は、町中央公民館の南側に建設中のプレハブ(5月末完成予定)で、6月上旬には役場全業務を再開する予定。

 ・仮設住宅はすでに飯野、広安第一、津森校区グラウンドに計160戸の建設に取りかかっている。今回は新しく「益城町テクノ仮設団地」として、益城町小谷のテクノパーク内の民有地を無償提供してもらい、仮設住宅516戸を17日に建設着手する。

 ・罹災証明の発行は20日からグランメッセ熊本の駐車場で開始。町では約1万6500棟の家屋被害認定調査を4月30日から実施している。5月15日の進捗は76・2%。調査が終了した地域から発行対象区域を指定し、順次発行する。

 

【児童生徒計33人が町外の学校に転籍】(5月12日)

 町教育長が会見した主な内容は次の通り。

 ・16日から小中学校の5時間授業と簡易給食を始める。教科書など学用品がない児童生徒は申請書を提出してもらえば、2、3日でそろえられる。給食のメニューはパンと牛乳にプラスして、カットチーズ、ソーセージ、いりこ、ヨーグルトなどの捕食3品。NGOのセーブ・ザ・チルドレン、ワールドビジョンジャパンの支援を受ける。

 ・授業時間確保のために夏休みを短縮する方針。郡で歩調をそろえなければならないので、6月の教育長会議で決定したい。

 ・児童生徒の転出状況(11日現在)について、戻ってくるつもりがない児童生徒は、小中合わせて33人(県外14人、熊本市7人、熊本市以外の県内12人)。戻ってくる意思があるが、体験入学で町外の学校に通っている児童生徒は、小中合わせて98人(県外41人、熊本市9人、熊本市以外の県内47人)。

 ・1日時点の児童数=2125人、生徒数=963人の計=3088人。学校再開から3日間の欠席者は9日220人、10日243人、11日190人(転籍者、一時転校者含む)。教育長は「たくさん残ってほしいが、こういう状況だから。残念です」と話した。

 

【車中泊の解消へ調査】(5月10日)

 午後の会見の主な内容は次の通り。 

 ・避難所に入らず車中泊を続ける理由を調査する。本日、車のフロントガラスに調査表を挟む予定だったが雨天のため、天気が回復し次第やる。明日配布できれば、今週末に集計する。 

 ・新たな避難所の開設を予定している。小規模だったり小さな子どもがいる家庭向けだったり、いろんなことを想定して場所の確保に当たっている。総合福祉センターと総合体育館の過密化対策が目的。車中泊、テント泊の方への意向も調査し、把握しながら精査したい。 

 

 ・現在17の避難所のうち、15カ所を使っている。2つは保育所で、再開のために閉鎖した。地域防災計画では、益城総合体育館に2000人を収容する予定だったが、予定数を収容できてないのは天井が落ちた影響も否定できない。 

 今の収容者数はフロアが559人、テント715人、車39人で計1313人。

 

【来週から町立の学校で給食再開】(5月9日)

 午前の主な会見内容は次の通り。

 ・避難者数(避難所15カ所、9日午前8時現在)は計3728人(うち益城中央小は235人)。昨日は計4312人。

 ・来週から町立の学校で給食を再開。ただし簡易給食(パンと牛乳)。まずはそれから始めて、今後業者に委託とかも考えていく。

 ・子どもの心のケアに向けて養護部会で検討した調査票(カルテ)は完成。9日から各学校でそれを参考に実施してもらい、心のケアに重点を置いた授業をしてもらう。

 

【9日から窓口業務を一部再開】(5月8日)

 会見の主な内容は次の通り。

 ・学校の再開に伴う校舎から体育館への移動は完了した。飯野小は一部教室を避難所として使っているが、再開には問題がないのでそのまま。移動に伴う目立ったトラブルはなかったと聞いている。

 ・県にやってもらっている被災宅地危険度判定は現在6615件終了。現在も調査中。

 ・9日午前9時から戸籍謄本や軽自動車税の納付など一部の窓口業務を再開する。住民票や印鑑証明発行など住民基本台帳ネットワークが関連する部分はまだシステムが整っていないのでできない。

 ・益城町ではむしろ、過密状態を解消するため避難所を増やす方向で進めている。現在も新しい避難所を検討しているほか、段ボールベットや間仕切りの導入など生活改善に務めている。集約は現時点では考えていない。

 

【倒壊家屋の撤去は町ができる仕組みに】(5月7日)

 会見の主な内容は次の通り。

 ・水道について、民家の復旧作業は水道メーターまでの通水を確認する。それ以外の敷地内、屋内の復旧については自己負担になる。

 ・激甚災害に指定されたので、通常は個人で行う倒壊家屋などの撤去について町ができるスキームができると思う。正式に決まれば国が発表するのではないか。倒壊の危険があり直ちに撤去が必要な住宅については、罹災証明発行のために撤去前に写真を撮るようにお願いしている。

 

【仮設は県事業で160戸を予定】(5月6日)

午前の主な会見内容は次の通り。

・罹災証明書(5日現在)について、申請603件(累計8224件)、調査済み780棟(同1809棟)、交付0。調査終了は5月末までを目指す。発行終了は見通せない。国は5月中にと言っているが難しい。6日は雨のため調査を中止。専用の用紙が濡れると機械判定できなくなるため。

・仮設住宅は県事業で建設されることになった。費用負担は国2分の1、県2分の1。160戸を予定(津森グラウンドに73、飯野グラウンドに34、広安第一グラウンドに53)。

・避難者数は全15カ所に4554人(6日午前8時現在)。

 

【6日から仮設住宅が着工】(5月5日)

会見の主な内容は次の通り。

・仮設住宅は6日から町所有の三つのグラウンドで着工。津森町民グラウンドが73戸、飯野町民グラウンドが34戸、広安町民第1グラウンドが53戸を建設予定。いずれも完成は6月中旬。入居者を選ぶ方法などは検討中で来週には発表したい。決まれば避難所への張り出しや災害FMラジオなどで町民に伝える。建設の主体は県なので詳細は県に問い合わせてほしい。

・五つある町立の保育所のうち第2~4を再開。時間は午前9時から11時まで。第1保育所は5月11日(水)から益城第2幼稚園で、第5保育所は16日(月)から益城中央小学校で再開する予定。

・総合体育館から5世帯13人が、新設した避難所の一つである男女共同参画センター輝らめき館へ移動する意向を示している。DMATが総合体育館と保健福祉センターで体調の悪い高齢者や子どもなどがいる世帯などを対象に意向調査をしているが、なかなか移りたいという人は少ないのが現状だ。

 

【体育施設は来年3月末まで利用停止】(5月4日)

 午前の主な会見内容は次の通り。 

 ・罹災証明は3日の申請受付数1170件、トータル6789件。3日の調査は85件、トータル903件。全調査は今月中がめどと考えている。 

証明書発行がいつになるかは見通せない。昨日の会議では、遅くとも6月上旬までには発行を開始したいという話が出たが未定。 

 

 ・国からタブレット端末40台が今日中に配布されるが、何時になるかわからない。届いてからでないとどう活用できるのかわからない。 

 ・災害ごみの搬入は、5日(木)は通常通り受け入れるが、6日(金)はグラウンド整備のため受け入れを一時中止する。 

 ・町立保育所の再開について、第1保育所は5月11日(水)から益城第2幼稚園で、第5保育所は16日(月)から益城中央小学校で再開。時間はいずれも午前中のみ。 

 ・水道復旧は4日午前8時現在で6680戸の給水が完了。 

 ・町内の体育施設は来年3月31日まで利用停止する。総合体育館、町民体育館、益城町町民グラウンド、飯野町民グラウンド等計11施設。地震被害を受けているため、安全面を考慮した。 

 

【学校にスクールカウンセラー配置】(5月3日)

 午前の主な会見内容は次の通り。

 ・学校は9日午後から町内7校で再開する。13日までは午前中のみ。他県からの協力も得てスクールカウンセラーを配置し、まずは地震で受けた子どものストレスを解消、心のケアを図る。授業の実施は子どもの状態をみながら学校が判断する。給食センターも損害を受け、復旧のめど立たず。16日の週からはパンと牛乳で対応する。

 ・避難所について、学校再開に伴う避難者の全体的な移動は今、お願いしている。小学校の校庭に止めた車には張り紙でお願いしている。町としては最優先で取り組む課題は、総合福祉センター、総合体育館の過密状態の解消。廊下やロビーにいる高齢者、乳幼児といるお母さんをよりよい環境に移したい。早ければ今日にでも移動させる取り組みをしたい。町内での受け皿を調整しており、動ければすぐに動いてもらいたい。指定されている避難所で、過密ではないところに移ってもらう。

 

【本日中に移転完了の予定】(5月2日)

午前の主な会見内容は次の通り。

・災害対策本部を午後1時ぐらいから益城町役場3階庁舎に移転。各部署ごとに準備ができ次第、順次移り、本日中に完了する予定。

・避難者数は町内12カ所の避難所で概数4908人。前日4868人、前々日5366人、大きな変動はない。

・現在の給水戸数は6370戸。震災前に給水していたのは約1万1000戸。

・応急危険度判定は4月30日現在で9094戸を判定しており、赤3581戸、黄2750戸、緑2763戸。町が実施した罹災証明の全棟調査は16500戸。

 

【町長コメントを修正】(5月1日)

町長コメントで、町から修正発表。9日に益城町中央公民館で発行する証明書は、戸籍謄本、戸籍抄本、改製原戸籍抄本、改製原戸籍抄本、除籍謄本、除籍抄本、税関係証明書のみ。住民票や印鑑証明は発行しない。

 

【2日に本部を庁舎3階に移動】(5月1日)

 午後、西村博則町長の主な会見内容は次の通り。 

 ・あす2日に町災害対策本部を役場本庁舎3階に移動させる予定。 

 ・連休明けの9日に転入転出の届け出、住民票、印鑑証明等の各種証明の受け付け発行業務を益城町中央公民館1階で業務を開始する予定。ほかの業務は仮庁舎のプレハブ建設をして、順次開始する予定。 

 ・小中学校の再開は教室にいる避難者を小学校の体育館に移動してもらうなどのお願いをして、9日の再開に向けて体制整備や避難者の集約化を考えたい。 

 ・避難者の二次避難所の仮設住宅については、町有地3カ所を県と調整している。建設予定件数は140戸程度で、県と調整を図り、戸数を増やしていきたい。 

 

【住民税などの納付書発送できず】(5月1日)

 午前の主な会見内容は次の通り。 

 ・1日午前8時現在、避難者数4868人(前日5366人)。給水は1日午前8時現在、5730戸が完了している。 

 ・中央小跡地仮置き場への搬入受け入れは当面の間、午前9時から午後3時に並んだ車両とする。 

 ・2日、3日、6日についてはグラウンド整備のため、受け入れを一時中止。搬入量とグラウンドの状況次第では予定より早く受け入れを終了する場合がある。 

 ・地震の影響で現在、住民税、国民健康保険税、軽自動車税、固定資産税の納付書の発送ができていない。 

 

【1日から罹災証明受け付け】(4月30日)

午後の主な会見内容は次の通り。

・町内に発令していた避難指示(5地区・120戸)、避難勧告(全域約12000世帯、約34000人)を本日正午すべて解除。晴天が続き、土壌の水量が下がったため。

・県伝統建築連絡協議会や上益城建築士会、上益城建設高等職業訓練校が、家屋被災につけこんだ悪徳業者に備え、建築に関する相談窓口を開設。096(282)0339。

・罹災証明の申請を5月1日から受け付ける。5日まで。受付場所は飯野小、広安西小、広安小、ひろやす愛児園、阿蘇熊本空港ホテルエミナース。午前9時半~正午、午後1~4時。期間中に申請できない人は、6日(午前9時~午後4時)に町公民館講堂で受け付ける。免許証など本人確認できるものが必要。問い合わせは096(289)2911、096(289)2912。

 

【4月上旬~5月中旬の水道料金は請求しない】(4月30日)

午前の主な会見内容は次の通り。

・30日午前8時現在、避難者数5366人。昨日5577人だったので約200人減少。

・上水道の通水件数は30日午前8時現在、4790戸。

・地震の影響で水道を1カ月以上使用しない人は水道を止める。連絡がほしい。

・水道料金、4月上旬~5月中旬は請求しない予定。

・臨時シャトルバスの路線を1路線を増加。トータル3路線になった。

 

【ボランティア参加は620人】(4月29日)

 午後の主な会見内容は次の通り。

 ・罹災証明にかかる建物被害認定調査をあすから開始する。対象は町内の全棟で、時間は午前9時~午後4時。初日は木山、宮園を実施。

 罹災証明の申請期間は5月1~5日(午前9時半~正午、午後1~4時)。受付場所は飯野小、広安小、ひろやす愛児園、交流情報センターミナテラス、益城中央小、益城幼稚園、いこいの里、阿蘇熊本空港ホテルエミナース。期間外の受け付けは6日から益城町公民館講堂。

 ・小中学校を5月9日から再開。9日は午後2時までに登校。午後4時ごろの下校。10~13日は午前9時までに登校、同11時ごろ下校予定。給食は1週間なし。木山中は渡り廊下が危険。余震で崩壊した場合、教室にも影響でそう。渡り廊下の除去作業を行うため、益城中央小の特別教室を使う。そのため、木山中のみ9日午前9~11時。

 ・学校施設の応急危険度判定が実施され、2小学校2中学校で計7箇所が危険と判断された。

 ・各避難所への避難者を対象に対面式のアンケート調査を始めた。生活再建の意向、仮設入居の意向などについて聞く。期間はきょうから5日間程度。

 ・29日のボランティア参加人数は約620人

 

【ボランティアの多くは避難所運営に】(4月28日)

 午前の主な会見内容は次の通り。

 ・指定避難所12カ所の合計で、避難者総数は昨日5872人、28日午前8時現在で5787人(車中泊含めたあくまで概数)。

 ・水道の供給について、28日午前8時現在で4080戸の復旧が完了。断水世帯は昨日の約9000戸から、28日は約7500戸になった。

 ・益城中央小学校跡地への災害ゴミの搬入について、昨日の雨の影響でグラウンド事情が悪いため、昨日に引き続き本日も搬入中止。

 ・町内に福祉避難所として機能しているところがないことを受け、12の避難所のうち特に避難者が過密と認められる保健福祉センターと総合体育館への避難者のうち、高齢者や障害者、乳児のいる家庭など福祉的配慮が必要とされる世帯に対し、既に確保している町外の宿泊施設(6施設)に移動を希望するか、昨日からアンケート調査を進めている。対象者数は本日中に確認する。今のところ移動したいという希望者は少ない。理由としては場所が遠いことや各家庭の事情で家族と離ればなれになることなどがある。

 ・ボランティアはだいたい1日500~600人ほど。がれきの処理は余震の影響などから担ってもらうことは難しく、多くは避難所運営に携わってもらっている。

 

【5月9日めどに小中学校を再開】(4月27日)

 午後の主な会見内容は次の通り。

 ・5月9日をめどに小中学校7校を再開させる。文科省が4月27、28日に危険度判定調査をしているので、29日の校長会で正式に決める。教室の避難者は総合体育館メインアリーナなど別の場所を確保して移動する(メインアリーナは補修工事が必要。5月9日に間に合わない場合は、再開が遅れる可能性も)。教室の避難者は3校に550人。体育館は移動しなくてもいい。飯野小は約140人が教室にいるが、そのままでもやりくりできる。

 ・最初の1週間は個人面談など心のケア、授業再開はその後の各校の判断。授業が遅れているので、夏休みの短縮も検討している。給食センターは再開のめどが立っていないので、当面はパンと牛乳。

 ・5月9日は通学路が危ないので、職員が安全確認して、午後から通学。

 ・幼稚園も5月9日から再開予定。

 ・臨時の無料巡回バスを27日から運行している。詳細は町のホームページに掲載している。

 ・町立保育所は5つある。第2、第3、第4は5月6日に再開予定。第1、第5は再開の見込みはない。

 ・避難所になっている第4保育所は、保護者の「再開してほしい」との要望を受けて、避難者に移動をお願いした。発表では避難者が「0」となっているが、まだ数人残っている。

 

【臨時災害FM放送をスタート】(4月27日)

 午前の主な会見内容は次の通り。

 本日から、町一帯を対象にした臨時災害FMを開始。89.0メガヘルツ。1日4回(午前9時、12時、15時、18時)の生放送。熊本地震に関連する情報を流す。町の防災行政無線(戸外でのマイク放送)が14日の前震以降、壊れているため、水道やガスなどの復旧などラフライン情報を中心に町職員が放送する。臨時放送局はハピネス2階。数分くらいの番組だが、内容によっては長くなることもある。番組と番組の間には音楽を流す。ラジオを持っていない被災者もいるので、国から1万5000個が無償提供される予定。町の全世帯が1万2000戸ほどだから全戸配布ととらえていい。放送は当面の間続ける。

 今朝9時の初回放送では町長が「町の1日も早い復興を目指し、平穏な日常が戻りますよう、職員一同全力で。困難を町民の皆さま、事業者の皆さま、行政が力を合わせて一歩ずつ前に進んでいきましょう」と冒頭にあいさつした。続いて町職員が、避難者情報や役場業務再開がまだ見込みが立たないこと、水道やごみ、応急危険判定、罹災証明などについて情報を流した。

 

【復興再建チームを設置】(4月26日)

午後の主な会見内容は次の通り。

・西村博則町長が復興対策に専門にあたる「益城町復興再建チーム」の設置を発表した。「住まい支援」「罹災証明」「避難所対策」「役場機能再建」の4チーム。

・上水道は、管の破損がなかった地区(津森、飯野などの一部)については25日から順次通水を開始。ただし当分の間は飲用は不可。町の東南部においてメーンの水道管が破損しており、復旧には時間を要する。現状では断水は町内1万1400戸のうち約9000戸。

・下水道は管路延長167キロのうち33キロで破損の可能性があることを確認し、2次調査を実施中。汚水センターについても施設被害が発生、約5000トン/日(通常約8000トン)の処理能力となっており、管路の復旧(上水道と同じ25日)と合わせて機能回復に取り組んでいる。

・道路は路面・道路施設の損傷、家屋の倒壊などにより町内の全面通行止め箇所は町道30カ所、県道1カ所。国、県と連携して交通障害箇所の解消に努めている。

・役場庁舎は落下の危険性のあるエレベーター上部の構造物やひさし部分等については撤去工事を実施中。建物の構造上の安全性については確認済みだが、機能回復には時間を要する見通し。

・住まい関係は、住まい支援チームにおいて、仮設住宅の建設候補地等の調査、住民の要望調査を実施中。小中学校等の早期再開に向けて必要となる二次避難所の確保については、避難所対策チームと連携して確保を進める。

・罹災証明はプロジェクトチームにおいて県などと連携しながら手続き開始に向けて体制を整備中。倒壊家屋の解体などを伴う場合は、罹災証明発行の際に住家被害の状況が確認できる写真を残してもらうよう住民にお願いしている。

・災害ごみは、旧益城中央小グラウンドを集積場として使用しているが、容量が不足しているため、集積場を増設作業中。国・県からの指導により、災害ごみについてもできるだけ分別して出していただくよう、住民にお願いしている。

 

【学校の再開はまだ未定】(4月26日)

午前の会見の主な内容は次の通り。

・町内の5小2中学校については4月30日までの休校を決定しているが、それ以降についても現段階については未定。危険度判定調査で益城中と木山中については渡り廊下が使用禁止となっている。そのほかの安全性は確認されており、今後、学校再開の時期についてはこうした点でばらつきが出る可能性はある。
・がれき搬入が遅れているのは、雨のためにグラウンドの状況が悪く、搬出入に支障を来すことが考えられる。住民にも危険を及ぼす恐れがあるため、天候が回復しグラウンド状態が回復したら再開したいと考えている。

・水道の状況は、給水していた町内11万4000世帯のうち約2500世帯で通水した。約9000世帯は断水したままだ。通水した水も飲用にはまだ使えない。水質検査を進めている。

・罹災証明書発行に必要な住民基本台帳、固定資産情報について、これまで「庁舎内に立ち入ることができず、データ回復の見込みが立たないため各種証明書は発行できない」と説明してきたが、必要なデータは「総合行政システム」として、メンテナンスメーカーのサーバーにクラウド保存されており、データ自体の取り出しは庁舎でなくても必要なコンピューターなどがあれば可能であることが確認できた。担当部署と対策本部で正しく情報が共有されていなかった。ただし、そのことで罹災証明の発行がスムーズに行われるわけではなく、必要なマンパワーはまだ足りておらず、開始の見通しも立っていない。

 

【罹災証明発行の見通しは不明】(4月25日)

午後の会見の主な内容は次の通り。

・罹災証明の発行については町民から「隣に迷惑をかけるから壊したいけれどどうしたらいいか」という相談や「早くしてほしい」という苦情も相当数ある。ただ、1日当たりの発行数の見込みについては、対応できる職員の確保、体制づくりができていないため、現在のところ不明。町職員と応援で調査チームを増やして取り組みたい。

・震災がれき搬入の再開は未定。5月1日再開となっているが、できるだけ早く再開したい。倒壊家屋の撤去は震災がれきの置き場の問題とも関わりがあり、一気に始めるのは難しい。

・庁舎再開は2週間後を目指すが、その目標は厳しいと認識している。

 

 

【庁舎の再開は2週間後を予定】(4月25日)

 午前の主な会見内容は次の通り。

 増設する避難所は、町総合体育館メンインアリーナとサブアリーナー▽町中央公民館講堂▽公民館福田分館(これまでは車中泊だけだった)▽益城中体育館▽広安小体育館。入所は各避難所の安全が確保できた後。収容可能人数はまだ分からない。増設は保育園や小中学校の教室確保と屋外避難者の屋内収容のため。

 庁舎の再開時期は、2週間前後を予定。

 仮設住宅は1~2カ月後をめどに2000戸を建設予定。

 

【仮設住宅は2000戸を目標に】(4月24日)

 午後の会見内容は次の通り。

 避難所を5カ所、別に確保した(下記)。点検が終わり、かつ水が通ったら順次開いていきたい。学校の校舎や保育所、車中泊されている人を受け入れることを考えている。避難者のプライベートがないため、広い避難所を用意し、間仕切りや段ボールベッドを用意したい。

 ①町総合体育館のメーン、サブアリーナ

 ②町中央公民館講堂

 ③公民館福田分館

 ④益城中体育館

 ⑤広安中体育館

 トレーラーハウス、みなしの仮設住宅を36棟分要求している。

 上水道は通水試験を約半分終えている。本日(24日)中に終了見込みで、明日は公共施設を中心に減圧しながら通水を行う。問題なければエリアを広げる予定。すぐに蛇口から水が出るというわけではない。最終的な通水試験といったスタンス。下水道は処理場の3系統ある処理施設が被災し、2系統が使用不可で、復旧のめどは立っていない。1系統は応急復旧が完了し、早急な供用を目指している。

 震災がれきは益城中央小の容量が一杯になり、受け入れ中止。第2搬入先として空港近くの県有地10ヘクタールを予定している。テクノリサーチパーク(益城町大字田原2081-10)入り口付近の空いている場所。受け入れ再開は5月1日を予定しているが、短縮される可能性もある。処理についてはまだめどが立っていない。一般ごみの搬出は25日からを予定している。搬出先は有明広域事務組合と宇城事務組合。

 5つある保育所を点検したら、第1~4保育所は少し補修すれば利用可能。第5はすぐは無理。そのうち第4保育所は避難者がいるため、すぐに再開するのは難しい。第1~3は順次再開していく。時期はなるべく早く。

 仮設住宅は2000戸を目標として建設したい。時期は明言できないが、できるだけ早くやりたい。町内で避難者のニーズを調べ、土地を確保していきたい。

 

【課題は避難所と下水道整備】(4月24日)

午前の主な会見内容は次の通り。

・避難者数は午前8時現在、13カ所、6728人。
・町地域防災計画で指定する避難所16施設のうち、福祉避難所は保健福祉センターだが、現在は開設できていない。14日の地震発生直後から一般の人が避難し、福祉避難所としての機能を失ったため。
・高齢者、障害者対策は、各避難所に保健師を常駐または巡回させ、看護協会などの協力団体に応援を求め、巡回保険相談を実施している。
・福祉避難所開設の要望については、情報はない。認知度が低いので、高ければ(要望は)いっぱいあっていると思う。今後、避難所の再編計画があるので、その時には福祉避難所を含めて再編する方針。
・現在の課題は避難所、上下水道のインフラ整備。水道はほとんど大丈夫、下水道のめどがたたない。屋外で避難している人は少なくとも屋内へ移動してもらいたい。

 

【小学校は5校とも使用可能】(4月23日)

 午後の会見内容は次の通り。 

 備蓄物資の倉庫が14日の前震で被災して、物資が取り出せなかったと発表したのは誤り。倉庫は被害を受けておらず、前震の直後に、業者の大型トラックで物資を運び出していた。学校(中学校2校、小学校5校)の危険度判定を21、22日に実施。中学校2校の渡り廊下が修理が必要とされたほかは、小学校5校とも使用可。損傷家屋の撤去について、罹災証明の発行には、住基情報と照合しながら現認調査を行うことが原則。だが、住基台帳が立ち入り禁止の役場内にあり、持ち出しができないため調査が実施できない。そのため、「取り壊すのはお待ち下さい」と町民にお願いしている。ただし、「隣家に倒れかかっていて危険」など早急に撤去せざるを得ない場合には、建物の写真撮影をしておけば現認調査の代わりになるか、県などと協議中。損傷家屋の撤去は復旧の大前提となることは町も分かっている。何とか住民の皆さんが早く建物を撤去できるような方策はないか、検討したい。 

 

【新たに避難指示】(4月23日)

 益城町は23日午後5時、新たに安永地区や福原地区の一部計14戸に避難指示を出した。地震に加え、21日、23日の雨でのり面崩落や土砂災害の 恐れがあるため。町では21日、約100世帯に避難指示を、町内全域に避難勧告を出し、現在も継続中。

 

【罹災証明発行できず】(4月23日)

 午前の会見内容は以下の通り。

 罹災証明が現在、発行できない状態。発行に必要な家屋の被害状態を調査するための人員がまったく足りず、手が回らない。被災住民から 問い合わせがあった場合は、「罹災証明のための調査が終わるまでは、片付けはお待ち下さい」とお願いしている。ただ、すでに家屋を撤去した被災者もいる。その場合は被災状況を撮影した写真があれば、それで罹災証明が出せるか、阪神・淡路大震災や東日本大震災など前例を現在調査中。写真もない場合でも、被災者に迷惑が掛からないよう対応できないか検討している。

 不審者の警戒は、警察が主に警ら活動をしているほか、町の依頼で消防団が夜間巡回している。22日に新たに第四保育所(避難者約60人)と益城幼稚園(約80人)の計2カ所で避難所を開設し、職員を派遣して運営を始めた。ここは、以前から被災者が車中泊などで避難していたところ。町として把握が遅れた上に、人員不足で手が回らなかった。他自治体からの行政職員の応援や、ボランティアの活動で人員が増えたので、避難所を開設することにした。避難所の避難者数は23日午前8時現在、13カ所計7319人。

 

【仮設住宅は町民グラウンドなどを想定】(4月22日)

 午後の会見の内容は次の通り。

 福祉避難所は5施設あり、内訳は、保健福祉センター(総合福祉)、熊東園(知的障害)、花へんろ、ひろやす荘、いこいの里(この3施設が特養ホーム)。家屋の倒壊は18日時点で、全壊1026件、半壊または一部損壊4374件、損傷なし5676件で計1万1076件。住宅の応急危険度判定の進捗は把握していない。2人1組35組の計70人の態勢で進めている。断水は1万世帯で続いている。24日までは断水、25日からまず本管の通水試験を開始したいが、下水の方の準備ができていないため、実施できるかはまだ未定。

 防災計画で指定されていない避難所は中央小250人、エミナース2000人、グランメッセ1800人、いこいの里90人。児童生徒のケアは、担任が巡回する形で対応している。カウンセラーなどの対応はしていない。子どもの行方不明者などは確認しておらず、けがは切り傷などで骨折もいない。学校の危険度判定は急いで実施したい。仮設住宅の場所は、町民グラウンドなど町有地で考えている。町内の空き家の活用などは考えていない。

 

【避難者数は7328人】(4月22日)

 午前の会見の内容は次の通り。21日午前、保健福祉センターから、右股関節の痛みを訴える女性を病院に搬送。前日に転倒して打撲を負っていた。命に関わるものではない。町全体での避難者搬送の累計は9人になった。避難者数は、22日午前8時現在で7328人。21日は7346人、20日は1万1260人。グランメッセ熊本の車中泊が減少した。指定避難所で、職員がいないのが、福田公民館と飯野分館。福田公民館は14日から自主避難者が集まっていた。物資搬送の担当が巡回中に発見して、食料と水、日用品を配給した。

 

【ボランティアは物資搬送やごみ分別を】(4月21日)

 午後の会見内容は次の通り。

 土砂災害の危険があり、赤井五楽地区の約30世帯、赤井木崎地区の約70世帯の計約100世帯に避難指示。避難勧告は町内で約1万2千世帯、約3万4千人。現在は被害の情報はなし。

 支援物資を集めている集積場はすでに満杯になっており、近くのテントなどに入れている状態。近隣のスーパーやドラッグストア、コンビニでもすでに販売が始まっている。ボランティアで必要なのは物資搬送や施設の管理、ごみ分別など。

 学校の休校は30日まで。小学校5校、中学校2校。再開は今後検討する。現在、校舎などを避難所として使っているため、移動してもらわないと使えない。現在動いている課は住民生活課の届け出関係と、ゴミ収集。ボランティアが避難所管理を手伝ってくれれば職員が区役所業務に戻れる。仮設住宅に関しては、候補地を絞っているところ。

 

【全小中学校が4月中は休校に】(4月21日)

 午前の会見内容は下記の通り。

 益城町の全小中学校は4月中は休校が決定した。各校を避難所にしているため。

 女性2人が、20日夜に救急搬送された。20日午後8時に広安西小に避難中の70代女性が足首にけがか痛みを覚え病院に搬送。 すでに避難所に戻っている。

 20日午後10時に広安西小の40代女性が寝ている時に気分が悪くなり搬送された。その後の状況は不明だが、町は「重症なら連絡が入るはず、今確認中」としている。

 福祉避難所はを開設したいが、福祉施設に一般の避難者も自主避難しているので開設できない。水道復旧は下水処理施設が全く改修できず、見込みが立たない状況。

 

【断水は大多数で続いている】(4月20日)

 20日午前の会見内容は下記の通り。

 避難者は20日午前8時段階で1万1260人。グランメッセが昨日の3000人から6000人に増えた。断水は町内大多数で続いている、としか言えない。数はカウントしていない。低圧の簡易水道は使用できるが、町内の大部分をカバーする上水道は使用できないので、町内の3分の2程度は断水しているのではないか。上水の関係で言うと、下水処理場が損傷しているので、上水道を復旧できない事情がある。処理場の復旧の工法が決まっておらず、断水は長期化するかもしれない。

 道路、橋の損傷は順調に復旧が進んでいる。ごみ収集を19日から始めた。現在、搬入先を探す作業を続けている。今は町のクリーンセンターに野積みして仮置き中。先方から「受け入れましょうか?」というのと、こちらから「受け入れてください」と自治体にお願いしているのと2種類ある。

 

【21日にボランティアセンター設置】(4月19日)

 午後4時、益城町災害対策本部の会見によると、下記の通り。

 町社会福祉協議会が21日、ボランティアセンターを設置する。詳細は20日午前8時半、社協担当者が説明する。19日昼過ぎ、災害対策本部を置いている避難所、健康福祉センターで体調不良を訴える方がおられ、病院へ搬送した。D-MATによると、血圧も 安定しており、重症ではないとのこと。

 19日に再開した一般家庭ゴミの収集は、クリーンセンター(処分場)が破損して稼働していないため、センター内の空きスペースに野積みする。処分場が稼働していないのに、収集を再開したのはゴミが街中に散乱するのは衛生上、問題があるため。新たな処分場は他の自治体2カ所と受け入れを調整中。

 本庁舎の復旧は、大型クレーン車の業者に手配をした。業者が現場を下見し、必要な重機の種類などを決め、それが通行できる道路状況があるかを判断次第、着手する見込み。 いつになるかは業者の判断次第なので何ともいえない。関西広域連合の申し出を受けてお願いしている行政職員の派遣は、関西広域連合と、福岡県か大分県かのどちらかが合同で、職員を派遣してくれる方向で調整中。 こちらは65人を希望しているが、時期や規模などは未定。

 

【今後は着替えや洗濯機、娯楽も必要】(4月19日)

 対策本部の会見によると、町内の指定避難所は8カ所。それ以外に、ホテル1軒(エミナース)と益城中央小が避難所として運営されている。 ホテルは平時の災害協定に基づいて 避難所として運営。益城中央小はそばを川が流れており、避難所としては指定されていないが、自然発生的に被災者が集まったため、町管理施設ということで実質的に避難所扱いとなっている。

 17日ごろからは県や民間団体からの支援物資が届き、避難所では生きるために必要な食料、水、仮設トイレ は充足している状態になっている。 ただ、グランメッセについては、県施設であり、避難所に指定するには、県と複雑な調整が必要となるため、避難所として扱っていない。 県とも話をし たが、県としては職員を派遣しないとの回答だった。仮設トイレも民間団体が設置したもの。 ただ、職員を3人配置して、食事などを求める人がいれば、近くの広安小で炊き出しを受けるよう案内している。3000人もいるはずのグランメッセの被災者たちが広安小に詰めかけたら、大変なことになるが、実際はそうはなっていない。皆さん、昼間はどちらかに行かれて、夜だけ戻ってこられているようで、食料などもどこかよそで調達されているのではないか。

 一つ問題になっているのが、民間団体が設置した仮設トイレのくみ取り。町でどうするか協議中だが、町がやらざるを得ないだろう と思う。 ただ、これも3000人の人が一斉にこのトイレを使えば、とうに満杯になっているはず。そうなっていないということは、よそで済まされているのだろう。 グランメッセ以外に、被災者が小規模に集まり、避難生活を送っている場所があるだろうことは予想している。ただ、現在の人員体制の中で、どこにどれだけの人が集まっているかを調査し、物資などを配布する余裕は正直、ないと言わざるを得ない。申し訳ないが、食料など必要な物資は避難所までお越しいただいて調達していただくしかない。

 避難所では、被災者の皆さんはほとんど着替えも持っていない。今後は下着や洋服などが必要になるだろう。また、プライバシーを守るためのパーテーションや、洗濯乾燥機、さらには漫画本やテレビなどの娯楽も必要になってくると思う。

 

【避難所に畳を敷く情報あり】(4月17日)

 午後8時半、総務課防災係担当者の会見によると、妊婦や高齢者のケアについて、ボランティア団体が畳店から畳を集めて、避難所に敷き詰める準備を進めているという情報がある。避難所の広さに応じて、どの程度敷くかは団体に任せている。開始時期は分からない。

 避難所の不足品は、缶詰、レトルト食品、割り箸、ビニール袋、調味料。お米の確保を優先させたため、副食は後回しになった。

 職員が足りていない問題だが、県外のボランティア団体や自治体職員から益城町に支援の申し出が来ている。しかし、益城町だけが受け入れると他の被災地自治体との不平等感が生まれるので、態度を保留している。県に人手不足の自治体をまとめてもらって、割り振りを任せたい。東日本大震災のときのやり方を参考にした。

 町庁舎は条件付きで使えるようになりそう。国土交通省が危険度判定をして、エレベーター上部のコンクリートを取り除くことと、本庁と議会をつなぐ通路の通行禁止が条件になる。ただし、コンクリートを取り除く工事のめどはたっていない。

 

【食料は全然足りていない】(4月17日)

 午後5時、総務課防災係担当者の会見によると、地域防災計画に基づく避難所の想定収容者数は7200人だった。車中泊への対応ができていないのは分かっているが、解決策は見いだせていない。避難が長引くことが予想される。
福祉避難所の指定は本来、健康福祉センターだった。しかし、町役場が使えず、災害対策本部が健康福祉センターに移ったため、福祉避難所にはできない。

 高齢者に対してもできるだけ手当を考えたいが、一般の避難者の対応に追われて、できる状況ではない。
食料は全然足りていないのは実感している。炊き出しでおにぎりを小さく握って、多くの人たちに届くよう努力している。お米が手に入った段階でその都度炊いて対応している。1回につき何食分足りないかは分からない。

 お米は1日で3回炊きたいが、今は2回のときもある。
災害弱者がいるのは理解しているが、職員数が足りず、見る余裕がない。
仮設トイレの数は避難所の避難者と一般の人が使うのを合わせると、足りていない。

 

■広安小学校

【撤去費用の補償早く知りたかった】(5月10日)

 車中泊している男性(72)は2階建ての住宅に妻と2人で住んでいたが、本震で玄関の壁が倒壊した。家に泊まろうと思えば、泊まれなくはないが倒壊が怖い。一度、家の中の整理のために中に入りたくて、壊れた玄関のかけらを妻と2人で片付けた。「撤去費用が補償してもらえるならもっと早く知りたかった。最初から知っていたら、片付けたときにまとめて撤去してもらいたかったよ。町には事前にそもそも相談すらしてないよ。どうせ何もしてもらえないという不信感もあるし、町長や町議も、避難所に訪れもしていないしね。近所の人も撤去はお金がかかる、と放置していた人が多かったよ。そりゃそうだろ、こっちは日々の生活でいっぱいいっぱいなのに、そんな急にお金なんてかけられないよ。もっと早くいってくれれば、とうに撤去したって人もいたろうに」と話した。

 

【家の小屋に入るしかない】(5月1日)

 9日午後に小学校が再開予定。自宅が損壊し、避難中の女性(80)は「小学校から移らないといけなくなると、どこにいけばいいのか」と次のように話した。うちは主人が車椅子で、車に乗りきらんもんだけん、移動が大変。歩いていくしかなかですけんね。ほかの避難所は遠かでしょ。荷物もたくさんある。移動だけでもボランティアの人が手伝ってくれればいいですけどね。行き先がないから、家の敷地内にある小屋に入るしかないと思っています。「要注意」の黄色い紙が貼ってあったけど、見たらどげんもなか。家は「危険」の赤紙が貼ってあって、中には入れん。ほかにいくとこもないし、我慢せんとしょうがなかですね。移動するなら、せめて何日も前から早めに言ってもらわないと、準備ができんですよ。

 

【着替えやトイレで困りごと】(4月18日)

 グラウンドで車中泊の女性(43)は、家族4人だが寝るときは車2台に分かれて寝る。娘(15)と寝ているときは夜中の車外の足音が聞こえて怖いと思うことがある。「着替えも車は窓から見えるから気になる。トイレは掃除をする人もいないから、汚れているし臭いも気になる」と話した。高校2年の女子生徒(16)は「トイレは生理用品を処分するもの(ゴミ箱など)もなくて困っている」と話した。

 

【子どもが遊べる場を提供】(4月18日)

 「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」(本部・東京)が15日夕方からスタッフを投入。支援物資の提供と被災した子どもが遊べる場所を提供する「子ども広場」を実施している。支援物資はお尻ふきなどの衛生用品を2000個、離乳食6500個、ぬいぐるみ(IKEA提供)200個など。子ども広場を実施している避難所は、広安小(16日~)、広安西小(17日~)、ホテル「エミナース」(18日~)。19日の子ども広場の予定は、この3カ所については実施を決めている。(時間は熊本市内からの渋滞で流動的)問い合わせは03-6859-0070。現在10人の保育士を含むスタッフが活動している。明日また1人増える。現地スタッフによると、18日は4~10歳の子どもたちが広安小21人、広安西27人、エミナース18人で2時間半~3時間遊んだ。「今日はエミナースでレゴブロック、お絵かき、絵本、紙粘土を使って遊んだ。母親からは『涙が出るほどうれしいです』と喜んでもらえた。小さい子どもになればなるほど何が起きているのかわからず、避難生活を強いられるのはストレス。のびのびと遊んでもらいたい」と話した。 

 

【車中泊の車で校庭は満杯/学校再開のめど立たず】(4月18日)

 避難所として使われている広安小学校では、グラウンドは車中泊の車で満杯。体育館は支援物資の保管場所となり、自衛隊が給水作業を始めていた。広安小5年の児童(10)は「家の中がぐしゃぐしゃ」で、まだ教科書もランドセルも見つからない。暇なので漫画とかを早く見つけ出したい。車の中ではテレビを見て過ごしている。「早く友達や先生に会いたい。学校は今週はない。来週からかな?」とわからない様子。「春休みが終わったばかりでしばらくまともに授業をしていないので早く学校に行きたい」教頭は「子どもたちの安否確認とともに、不安がってないかなど児童の様子も含めて各家庭に聞き取りを始めている。すでに週末からできるところは行っている。学校の再開に向けて動きたいが、教室も避難所として使っている状態でいつ再開できるのかまだめども立っていない」と話した。 

 

■有料老人ホーム「桜花」

【危険判定された建物で生活】(4月25日)

 有料老人ホーム「桜花」(益城町安永800―2)には車椅子の高齢者9人がいる。14日の震災後、一度、広安小に避難するも場所がなく外に。その後、町保健福祉センターの入り口付近で生活しようとしたが、①おむつ換えで利用者のプライバシーが保てない②汚物のにおいが周囲に迷惑をかける③車椅子が場所を取る、などの理由でホームに戻り生活。

 ホームは応急危険度判定で「危険」の赤紙が貼られている。理由としては「敷地内の地割れがある」「ほぼ崩れている隣家がホームに影響を及ぼす」など。物資も届かず、施設のスタッフが民間の配給先にもらいにいったり友人からもらったりしてしのいでいる。熊本市に物資を取りに行ったこともあったが、「市職員を連れてこい」と門前払い。スタッフは7人だが、ほとんど休まず介護をしていて、手伝いに代表の友人を投入した。ボランティアは赤紙が貼られた建物には入れないので、来ていない。

 

■総合体育館避難所

【避難所の一日は長い】(5月16日)

 総合体育館で避難生活を始めて1カ月になる女性(73)は「振り返ると1カ月はあっという間。ただ避難所の1日は長い。今日みたいな雨の日は散歩もできないからね」と話す。41年間住み続けた家は本震で瓦がすべり落ち、屋根が抜け、住めなくなった。息子(51)と2人で避難所の2畳ほどのスペースで生活。息子の妻と孫は妻の実家のある八代市に避難している。

 本震から1カ月たち、避難所には段ボールで作った仕切りなどができてプライバシーは改善しているというが、夜トイレに行くとき、若い子や子どもの寝顔を見ると「自分の家で安心して寝たいだろうに、なんで寝顔をさらさんといけんのかとかわいそうに思えてね。衣食住が生活の基本というけど、住まいがないと行き場がないよ。あと、ずうずうしいけど、10万円欲しい。家は買えない額ってるのはわかってるけど、余裕ってのかな。10万円を胸に持ってれば少しはなんとかなるって思える気がして」と話した。

 

【直後はテレビもなく不安だった】(5月4日)

 弟と2人暮らしの男性(64)は16日の本震で、体育館に避難した。弟は仕事で家にいなかったので1人で来た。携帯(ガラケー)だ

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