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大相撲の土俵にはかつて、屋根を支える「四本柱」があった…

 大相撲の土俵にはかつて、屋根を支える「四本柱」があった。東は青、南は赤、西は白、北は黒の布を巻いた。中国の伝承に基づいて、それぞれ青竜=春、朱雀(すざく)=夏、白虎=秋、玄武=冬を表す

▼四本柱が取り払われ、現在のつり下げ式屋根に変わったのが65年前のきょうのこと。代わりに屋根の四隅に四色の房が下げられた。柱をなくして土俵を見やすくするためだったという。その翌年からテレビ中継も始まった

▼大相撲の大黒柱といえば横綱だろう。今はそれが4人も。誰が竜で誰が虎か。四本柱で角界をどっしりと支えているはずだが、今場所は…。白鵬関、稀勢の里関、鶴竜関の3横綱が休場。一本柱の日馬富士関も負けが込んでぱっとしない

▼つり屋根の四方にある水引幕の中央にも、それぞれ小さな房が下がっている。こちらはさしずめ大関か。今場所は3人の大関のうち、高安関、照ノ富士関が途中休場し、豪栄道関が孤軍奮闘

▼運動面の星取表を見ると、「ヤ」が並ぶ上位の余白の多さが寂しい。角界の屋根が傾いているようにも。次代の柱となる若手の奮起に期待したい

▼故障休場が相次ぐのはなぜか。力士の体が大きくなり、自分も対戦相手もけがをしやすくなったという。番付を下げたくないので無理をして出場し、けがを悪化させるケースも。四本柱がなくなったころの本場所は年3回。今の6回は力士の負担が大きいのかもしれない。


=2017/09/21付 西日本新聞朝刊=

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