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パリのマルシェ(市場)は一年を通じて彩り豊か…

 パリのマルシェ(市場)は一年を通じて彩り豊か。欧州各地や地中海沿岸、中東などからも色鮮やかな野菜や果物が届く

▼日本ではなじみの薄い食材も多いが、青果の店先でおなじみの名が目に留まった。名札に「kaki(カキ)」と「shiitak〓(〓は「e」の上に「´」)(シイタケ)」。世界に知られた「judo(柔道)」「sushi(すし)」などと同様、日本語でそのまま通用する

▼もっとも、柿の学名は「ディオスピロス・カキ」だから、「カキ」は世界共通の名前といえる。学名の意味は「神から与えられた食べ物・柿」

▼柿は、ビタミンなど栄養豊富で風邪の予防や疲労回復に効くそうだ。昔から「柿が赤くなれば医者が青くなる」と言うくらいだから、ありがたい学名にもうなずける。西洋にも「1日1個のトマト(リンゴ)は医者を遠ざける」と、よく似たことわざがあるのも面白い

▼福岡県は柿の収穫量全国3位で、主産地は、うきは、朝倉、久留米市など筑後川流域。今年は九州豪雨災害に見舞われ、柿園も被害を受けたと聞く。柿の実が夕日に赤く照り映える風景は懐かしい古里のイメージだ。美しい風景が残る地域が早く元の姿を取り戻し、神の贈り物をたくさん届けてほしい

▼柿の輸出先はアジアが中心だが、病害虫の懸念から認められなかった米国への輸出が先般、解禁された。「極上の医者いらず」が世界にもっと知られる機会になるといい。


=2017/11/11付 西日本新聞朝刊=

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