「国民に降伏」「国会に転嫁」 メディア評価二分 朴大統領辞意表明

 【ソウル曽山茂志】韓国の朴槿恵大統領が早期辞任の意向を示したことについて、30日付の韓国紙の評価は分かれた。

 保守系の中央日報は「傲慢(ごうまん)で権威主義の朴氏が国民に降伏した」と評価。弾劾訴追案が可決されても、憲法裁判所が判断を示すまで最大180日間要するため、「その間無政府状態に転落する」として、早期辞任に向けて与野党の協力を促した。

 朝鮮日報は、早期辞任はもともと野党が主張していた案だったため、「合意に向けて努力しないのは無責任だ」と批判した。

 東亜日報は、憲法に辞任の規定がないため「弾劾手続きこそが憲法秩序に沿った手法だ」と指摘。

 左派のハンギョレ新聞は、自らの進退を国会の判断に委ねた朴氏を「責任を巧みに回避して、国会に転嫁した」と解釈。与野党の混乱を見越して時間を稼ぐ戦略とみて「弾劾手続きを揺るぎなく推進しなければならない」と主張した。

=2016/12/01付 西日本新聞朝刊=

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