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「ポスト朴」動き本格化 潘基文氏、12日に韓国へ帰国 支持率トップの文氏は公約発表

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 【ソウル曽山茂志】韓国次期大統領選への立候補の意欲を示している潘基文(バンキムン)前国連事務総長が12日、帰国する。朴槿恵(パククネ)大統領の弾劾手続きが進み、年末に予定される大統領選は大幅に前倒しされる見込み。有力候補と目される潘氏の帰国で、革新政権奪回を目指す野党「共に民主党」から立候補を目指す文在寅(ムンジェイン)前代表らの動きも活発化しそうだ。

 「グローバルリーダーシップ!」-。10日、潘氏を支援するためにソウル中心部のホールに集まった約500人が、こう書かれた紙を一斉に掲げた。壇上で大学教授らが、米国のトランプ新政権誕生や北朝鮮の脅威などを説いて「世界が大変革する今こそ、潘氏の経験と知識が必要だ」と訴えると、大きな拍手が起きた。

 潘氏は帰国後、地元の中部忠清北道から大統領選に向けた支持固めに入るとみられる。外務官僚出身で政治基盤が弱いとされるが、潘氏周辺は「既存政党とは組まない」と明言。韓国紙・朝鮮日報は、潘氏を擁立するため、保守系の「セヌリ党」から「20人前後が離党する可能性がある」と伝えた。セヌリ党からは、朴氏と距離を置く30人が既に離党して24日に新党「正しい政党」を設立予定で、大統領選に向けて三つに分裂する流れが強まっている。

 前回の大統領選で朴氏に僅差で敗れた民主党の文氏は、知名度の高さに加えて朴氏の弾劾訴追という“追い風”にも乗って、支持率トップを走る。「大統領選に向けて十分な準備ができている」(韓国紙のインタビュー)として、10日には財閥改革など事実上の公約も公表した。聯合ニュースによると、最大のライバルになりそうな潘氏の帰国前日の11日には、潘氏の地元忠清北道で経済関係者などと意見交換するという。

 ソウルに隣接する城南市の現役市長で民主党所属の李在明(イジェミョン)氏は、朴氏の退陣を求める国民集会の先頭に立って注目を集めた。インターネットでも大胆な発言を繰り返し、若者を中心に支持を拡大。党内では文氏に差をつけられているが、10日、ソウルで講演し「私は今も成長している。事前の予想通りになるケースの方が少ない」と逆転指名に向けて決意を示した。

 民主党は党公認候補選出の作業に入っており、月内には党内予備選の候補登録を終える方針。

=2017/01/11付 西日本新聞朝刊=

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