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サムスントップ逮捕 贈賄容疑 朴氏弾劾に影響も

 【ソウル曽山茂志】韓国の朴槿恵(パククネ)大統領の親友、崔順実(チェスンシル)被告による国政介入事件を捜査している特別検察官(特検)の捜査チームは17日朝、崔被告側に巨額の賄賂を渡したとして、贈賄などの疑いでサムスングループの創業家一族で事実上の経営トップ、李在鎔(イジェヨン)容疑者(48)=サムスン電子副会長=を逮捕した。韓国最大の財閥グループ、サムスンのトップが逮捕されたのは初めて。大統領の収賄容疑立件に向けた捜査は大きな節目を迎え、弾劾審判にも影響を与えそうだ。

 ソウル中央地裁が17日午前5時半ごろ、李容疑者の逮捕状発付を決めた。地裁は1月に特検が請求した逮捕状を一度却下したが、2回目の請求については「新たに構成された犯罪容疑と証拠資料などを総合的に判断し、身柄拘束の必要性がある」と認めた。特検は、事件を巡る職権乱用などの罪で起訴された大統領府の前政策調整首席秘書官安鍾範(アンジョンボム)被告が、朴氏と李容疑者のやりとりを記したとされる手帳39冊を新たな証拠として申請した。

 一貫して容疑を否認している朴氏が特検の事情聴取を受けるかどうかが、今後の焦点になる。

 逮捕容疑は、李容疑者が自身の経営権強化を図るために2015年7月にグループ2社を合併した際、主要株主だった政府系機関の協力を朴氏側に要請。見返りとして、崔被告側に賄賂を渡した疑い。贈賄額は、崔被告が実質的に支配する財団への拠出と約束分を含め430億ウォン(約43億円)に上るとしている。特検は、朴氏と崔被告が「利益共有関係にある」と認定している。

 また捜査チームは今回の逮捕状請求で、馬術選手として欧州で活動する崔被告の娘が使ったサムスンからの強化資金について、金融当局に必要な申告を怠ったとする新たな容疑などを追加した。李容疑者はこれまで「朴氏から強要されたものであり、見返りを期待したものではない」と賄賂性を否認していた。

 地裁は、特検が同時に請求したサムスン電子社長(対外担当)で、大韓乗馬協会会長の朴商鎮(パクサンジン)氏の逮捕状発付は棄却した。

=2017/02/17付 西日本新聞夕刊=

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