荒尾10年ぶりSG制覇 SSフェスタ 【川口】

ファンの声援に涙する荒尾聡=デイリースポーツ社提供
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 川口オートの「スーパースターフェスタ2017」は最終日の12月31日、最終12RでSG「第32回スーパースター王座決定戦」(優勝賞金3000万円)があり、荒尾聡(36)=飯塚=が、得意のブチ走路で躍動。4番手Sから8周3角で先頭に立ち、2007年の川口オールスター以来、実に10年ぶり2度目のSGVを挙げた。完全Vを狙った青山周平(33)=伊勢崎=は、トップSから逃げ粘ったが2着に終わった。3着は鈴木圭一郎(23)=浜松=だった。なお金子大輔(37)=浜松=は車体故障のため、欠車した。11Rの「SSシリーズ」(同150万円)は、森且行(43)=川口=が制した。5日間の総売上額(目標23億円)は22億7986万円だった。

■ヒーロー■

 人目もはばからず泣いた。そして大声で歓喜の声を上げた。2007年にSGを初制覇してから実に10年。V以降、SGで33度も優出したものの、なぜか頂点までには届かなかった。それだけに、1着でゴールして「みんなの声が聞こえた時は…。それがうれしくて涙が止まらなかった」。

 完璧なレース運びだった。Sは4番手。「試走で2角が滑るのは分かっていた。ここでは仕掛けられない」。仕掛けどころをしっかりと把握した上で、いずれも3角で勝負に出た。2周3角で3番手、3周3角で2番手に浮上して迎えた8周3角。3番手の鈴木圭一郎がまくりに出たところに青山周平が「ケリに行った」。その隙を逃さず一気に攻め込み、先頭を奪った。

 今年前半にあった「整体の先生」との出会いが彼を変えた。体の使い方をはじめ、メンタル面まで指導を受ける中で「人と競走するのではなく、自分がやってきたことをやるだけ、と思えるようになった」。すぐには実戦できなかったが、「少しずつ」自分のものにできた後半から成績は上昇。「今節もSGなのに全く緊張せず普段通りのレースができた」と振り返った。

 再び最高峰のタイトルは手にした。しかし「このあとが大事。一発屋と言われないように、地元で情けない走りをしないようにしたい」。直後に地元飯塚でSG全日本選抜の開催が控える。更にSGV回数を重ねるためにも、ここからが勝負。気は緩められない。 (三島)

■戦い終わって

 青山周平(2着)2角の立ち上がりで滑るので、どうしたらいいか…。度胸試しのような走路だった。

 鈴木圭一郎(3着)2角のちょうどいい所で滑った。荒尾さんがうまかった。

 早川清太郎(4着)エンジンは良かったが、2角の立ち上がりで滑らせたのが痛かった。

 佐藤貴也(5着)雨を想定していたが、乾き過ぎた。車の状態は良かった。

 浦田信輔(6着)外は遠い。車は良かった。並にはなったと思う。

 永井大介(7着)朝練は伸びていたけど、夕方になると重くなった。今節は終始ダメな車だった。

=2018/01/01付 西日本スポーツ=

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