アビスパ福岡 今季初連敗 3位名古屋に逆転負け

後半16分、勝ち越しを許し肩を落とす福岡の選手たち(撮影・安藤由華)
後半16分、勝ち越しを許し肩を落とす福岡の選手たち(撮影・安藤由華)
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 緊急事態だ! J2のアビスパ福岡が今季初の連敗を喫した。アウェーでの名古屋との上位対決で1-3で完敗。エースのウェリントン(29)が出場停止で不在の一戦で、前半11分に三門雄大(30)のゴールで先制しながら、今季ワーストタイの3失点で逆転負けした。順位は2位で変わらないものの、3位名古屋に勝ち点3差と迫られ、熊本と0-0で引き分けた首位湘南とは同5差に開いた。長崎は東京Vに1-2で敗れ、大分は京都と2-2で引き分けた。

 因縁の地で再び屈辱にまみれた。J1だった昨秋に大敗してJ2降格が決まったパロマ瑞穂スタジアムで、今季初の2連敗が決定。6月にホームで演じた3-1での逆転勝ちを、そっくりそのままやり返された。「特に後半は良い形をつくれなかった。力の差を認めざるをえない」。井原監督は完敗を受け入れた。

 立ち上がりからプレスをかけ、前半11分に三門主将がボレーシュートで先制。幸先良くスタートを切りながら、その後はJ1レベルの相手攻撃陣になすすべがなかった。正確なパスワークに翻弄(ほんろう)されて押し込まれ、8分後にCKのこぼれ球をシモビッチに決められた。後半16分にはガブリエルシャビエルの華麗なヒールパスでDFラインを切り裂かれて勝ち越され、同33分にもCKから追加点を入れられた。

 体力の消耗でプレスが甘くなった面もあるが、三門は「1点取った後、2点目を取りに行くのか構えるのかが統一されていなかった」と反省する。J1だった昨季も先制した試合で3勝3分け3敗。格上相手にリードを守れず、勝ち点を積み重ねられなかった。「自信を持ってプレーすればいいけど…。昨季と同じで試合中に修正できない」と三門は首を振る。

 エースのウェリントンを出場停止で欠いた攻撃も、中盤と相手DFラインの裏を狙う前線の息が合わないままだ。5連勝の3位名古屋が勝ち点差3に急接近。次節のホーム水戸戦もウェリントンは出場停止となる。井原監督と三門、途中出場の城後は「まだ名古屋とは勝ち点差が3ある。ここで踏ん張れるかは自分たち次第」と口をそろえる。J1に昇格するだけでなく、来季J1で戦えるチームとなれるか。今季6敗している本拠地での試合は正念場になる。 (末継智章)

=2017/08/21付 西日本スポーツ=

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