アビスパ福岡 4試合連続勝ちなし 山瀬2発空砲

前半12分、先制ゴールを決める山瀬(33)(撮影・大月崇綱)
前半12分、先制ゴールを決める山瀬(33)(撮影・大月崇綱)
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 アビ、もったいないドロー…。2位のアビスパ福岡は讃岐に2-2で引き分け、4試合ぶりの勝利を逃した。山瀬功治(35)の2ゴールでリードしたが、残り10分を切ってから追いつかれた。首位湘南との勝ち点差7、3位名古屋との同4は変わらない。前節5位のV・ファーレン長崎は金沢を2-1で破り、2連勝で4位に浮上。大分トリニータは群馬に1-0で勝ち、ロアッソ熊本は町田に0-1で敗れた。

■残り10分2失点 痛恨ドロー

 痛恨の極みだった。残り10分で2点差を追い付かれてのドロー。これで福岡は4戦連続で勝ち点3から見放されたことになる。「二度とこういうゲームをしないように、メンタルを立て直し、次のホーム(愛媛戦)でしっかり勝ちたい」。試練に直面している井原監督が懸命に前を向いた。

 前節まで5連勝中の讃岐の勢いは本物だった。後半37分、出場停止処分が解けて3試合ぶりに出場したウェリントンが治療のためにピッチを離れている間に1点を返されると、4分後にはFKから同点弾を浴びた。「アンラッキーな部分もあった。僕自身はファウルではないと思っているけど…」。FKを献上する反則を取られた岩下は語尾に悔しさをにじませた。

 讃岐のカウンターを警戒しながら、ウェリントンのポストプレーと仲川のスピードを生かした速攻。途中まではプラン通りの戦いだった。「(体が)痛いところがない選手なんていない。その中で、少しでもチームの力になれば」。万全ではないコンディションで35歳の山瀬はチームを鼓舞するようにこの日2ゴールを決めた。それだけに何とも悔やまれる残り10分…。会見の開始時間が遅れるほど試合後に長いミーティングを開いた井原監督は「自信を失うことはない」と選手たちに言い聞かせた。

 幸い、自動昇格を争う3位名古屋も引き分けたため、勝ち点4差を縮められることはなかった。後半43分に来日初出場を果たした元U-23(23歳以下)ブラジル代表のエウレーがチームの思いを代弁した。「次の勝利から連勝を始めればいい」。下を向く暇はない。 (向吉三郎)

=2017/09/03付 西日本スポーツ=

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