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外道魚の代表ボラ

0530-3.jpg ボラは、どの釣りでも外道扱いにされる。巨大な群れ、外洋から汚れた汽水域までの生命力、季節によってのひどい臭いなどの理由で外道魚の代表なのだが、地中海では最高の魚とされ、専門の漁師が多い。
 日本では、釣り文化の奥深さからか、魚の釣り味を評価する。ボラはその点、あいまいで、これといった釣り技が確立されていない。赤い布を水中でヒラヒラさせて寄せかけ、針で掛けるといった釣りは地域によってはある。その点、ウマヅラハギとも似ているなと思う。ウマヅラハギを大きなかけ針でガックンと掛ける光景は、鹿児島でよく見かける。
 ボラのこのような扱いは、複雑な食性にもよるものだろう。海底の泥の中をほじくっているかと思えば、水面の流下物をパクパク食う。釣り人からするとわけのわからないプランクトンも食う。つかみどころがない。
 写真の魚は昨年11月、裏の浜でカタクチイワシの稚魚を群れで食っていた。スズキだと思ってキャストしたらボラだった。 (寺島亮嗣)