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47センチチヌと66センチボラ 梅雨時の護岸釣り 長崎県・鹿町漁港

2015年7月 1日 カテゴリー:チヌ・メイタ / 釣りニュース / 長崎

 鉛色の梅雨空にはアジサイがよく似合う。農家は田植えを済ませてほっと一息。海では魚族の活性が高まった。釣り人は梅雨の晴れ間が待ち遠しい。

 6月21日(日)。夜明けの空を仰ぐと、星は見えないが風もない。絶好の釣り日和だ。釣り具を車に積み込み、途中で餌と氷を求め、鹿町漁港へ。
 
 ここは長崎県佐世保市北西部、西海国立公園の一角で、正面に平戸島を望む天然の良港である。
 
 6時に到着。ベタなぎの海面にまき餌を打ち、半遊動仕掛けを組み立てる。浮きはどっしりと重い2号をチョイスする。水深が10メートルと深いからだ。この日の潮回りは下り中潮の最終日、最干潮のスタートとなった。
 
 5分後。緩い潮に乗った浮きがなじんだ直後、ゆっくりと沈んだ。が、手首を返すとスッポ抜け。合わせが早かったようだ。
 
 それでも「活性は高い!」と判断、まだ見ぬ相手を逃がさぬよう、まき餌を多めに打つ。針に残った餌を調べると、オキアミがかみつぶされていた。状況からしてチヌの公算大。次は仕掛けを沖目に投入、ポイントまで引き戻す。浮きの着水音を警戒されないためである。
 
 3分後、再び浮きが消えた。"愚者は経験に学ぶ"。今度は道糸が走るまで待って合わせを入れた。すると「乗った!」。
 
 たっぷりの重量感を味わいながら、3度の突っ込みをかわすと、海面でチヌ(47センチ)がはねた。狙い的中! うれしいものだ。
 
 7時すぎ、浮きを一気に消し込む強烈な当たり。5分の猛攻を制し、ゲットしたのは66センチのボラだった。1号ハリスで冷や汗をかいたが、釣りの醍醐味(だいごみ)を堪能した。
 
 私は「釣った魚は食べる」主義。これで十分だから帰り支度を始めると、女房が弁当を持ってきた。初夏の休日である。海辺のピクニックを楽しんだ。
 
 「船寄せに背伸びの猫や梅雨晴間」 米山瑠衣
 
=2015/06/30付 西日本新聞夕刊=


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