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投げ釣りでイシモチ 手のひら大 餌でもルアーでも 柳川市・塩塚川河口

2015年9月30日 カテゴリー:海水魚(その他) / 福岡 / 釣りニュース

 韓国ではイシモチ(別称・グチ)を重宝するが、日本では一般的にそれほど好まれてはいない。釣りのターゲットとしてもポピュラーではない。砂泥質の有明海はイシモチの多いことで知られている。有明海に注ぐ福岡県柳川市の塩塚川河口でイシモチを狙った。

 河口近くに有明海の伝統漁法「四手網(よつであみ)」の小屋があり、釣る前にのぞいた。約4メートル×7メートルの網を沈めて中に入った魚を取る敷き網漁だ。同市内の吉川盛男さん(77)は父から譲り受け、20年近くこの網漁を管理している。
 
 「スズキ、エビ、ボラ、ウナギ...。季節によって魚が違う。今日はボラが多い。グチ? 昨日は50センチくらいのが取れたよ」
 
 岸近くにも大きなイシモチはいるのだ。意を強くしてさおを出した。イシモチは餌でもルアーでも釣れる。まずは餌での投げ釣りだ。キス釣りのてんびん仕掛けでも十分だが胴突きの2本針にした。向こう合わせなのでゆっくりと構える。吉川さんが四手網を上げ下げする風景も眺めながら。
 
 さお先に当たりがあった。ハゼだった。何匹かハゼを釣った後、ハゼより少し強い当たり。白い魚体。
 
 「君の名は?」と問う前に、つかんだ腹から「グーグー」と鳴き声がはっきりと聞こえる。浮き袋の振動音である。この「グーグー」がグチを言っているようで「グチ」と呼ばれる。手のひらサイズでこれだから大魚になるとどれだけ大きなグチになるのだろう。
 
 ルアーではアジング用の小さなソフトルアーで試してみた。リフト&フォールで1匹。これも手のひら大。この日は吉川さんに負けない1匹はヒットしなかった。初めてのイシモチ狙い。小さいが釣れたので、グチは言うまい。
 
=2015/09/29付 西日本新聞夕刊=


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