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珍魚キンダイだ!! 59センチ、味は最高 長崎県五島・前島

2009年2月 3日 カテゴリー:海水魚(その他) / 釣りニュース / 長崎

 「年末に妙な魚を釣りました」と、佐賀県唐津市七山の釣友、山口高志さんが訪ねて来た。山口さんはイシダイ以外は見向きもしない底物師。ワイヤハリスは器用に巻くが、1.5号のナイロンハリスをクロ針5号に結ぶなどは、彼には神業に見えるらしい。もちろんクロを釣ったことはない。 (米山保)

 そんな彼がおもむろに写真を取り出した。イシダイの7本しまとイシガキダイの石垣模様が混在、顔はどちら似か迷う。両者のミックスであることは歴然、人間ならハーフである。

 早速、私のイシダイ釣りの師匠、小田政司さん(武雄サンデー倶楽部)に写真を送った。すると「これはキンダイといって、母がイシダイで父はイシガキ。近畿大学で人為的に繁殖させたことからキンダイ(近大)と命名されたらしい。オレは30年もイシダイ釣りをしているが、釣ったこともなければ、実物を見たこともない。非常に珍しい魚で、海中は不思議なことがいっぱい」との回答。

 山口さんの説明-。釣友と3人で長崎県五島・津和崎の渡船「好洋丸」で前島1番に渡礁、晴天でなぎの好条件下、サザエ、赤貝、ガンガゼを餌に奮闘したが当たりはなく、初日はボウズ(釣果なし)。翌日、「きょうこそ!」と意気込んだが、当たりのないまま納竿時間が迫る。釣友は既にあきらめ、後片づけを始めたが「最後の1投じゃ」とガンガゼを餌に仕掛けを打ち込むと、すぐにガツン。その後は「チャア、シュウ、メン」と、絵に描いたようなイシダイ特有の三段引きでさお先が突っ込んだ。59センチ、3.5キロ。食味は「イシダイとイシガキの良さがあり最高」だったそうだ。


 =2008/02/03付 西日本新聞夕刊=


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