« 前のページへ | トップページ | 次のページへ »

念願のオヤニラミだ!! スズキ科 メバル釣りの感覚 筑後川水系

2009年2月17日 カテゴリー:淡水魚 / 福岡 / 釣りニュース

 九州に生息する淡水魚の全種類を釣るのが私の夢である。淡水魚図鑑に「釣り済み」を示す○印が少しずつ増えているが、最近、好きな川魚ベスト3に入るオヤニラミを5年かけてようやく筑後川水系で釣り上げた。 (香月駿一郎)

 北九州市出身の漫画家、畑中純さんはこのオヤニラミが好きで、故郷の紫川で帰省の折に釣ったことを自慢そうに報告してきたことがあった。「紫川のどこ?」と聞くと「今、漫画出版は厳しいね」と話題を変える。ポイント探しが難しく、この5年間、福岡県内の紫川はもちろん、那珂川、遠賀川と転戦してきたものの釣れなかった。

 オヤニラミは淡水だけに生息するスズキ科としては唯一の魚だ。大きいもので約15センチ。「4つ目」との俗称があるように、エラの下の目のような眼状紋が特徴だ。その目が親をにらんでいるように見えることから名付けられたという説がある。筑後地方では朽木に産んだ卵にヒレで新鮮な水を送ることから「水繰り清兵衛」と親しみを込めて呼んでいる。

 京都以西に生息、韓国南部にも同種がいる。太古、朝鮮半島と日本がつながっていたことを示す希少種でもある。韓国には亜種のコウライオヤニラミが全土にいる。これはルアー釣りの対象魚として人気があり、私も韓国を旅した時にスピナーで釣ったことがある。

 オヤニラミ釣りに定型の仕掛けはない。ウキ釣りでもミャク釣りでも構わない。基本的には肉食魚だけに、そこにいれば、そう難しい釣りではないが、ポイントは足で稼ぐしかない。根魚だけに川のメバル釣りの感覚だ。

 2メートル弱のタナゴ釣りざおに小さな重りを1個付け、ハリはハヤ用。餌はミミズ。川辺の岩場周りを丁寧に探っていた時だ。強い引き。また、フナかな、と思っていたら愛嬌(あいきょう)ある魚が上がってきた。10センチほどだが、スズキの仲間だけにそれなりの手応えだった。1匹だけで満足した。

 釣ったオヤニラミは放流した。畑中さんには写真を送ることにしよう。


=2009/02/17付 西日本新聞夕刊=


西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]