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30―35センチのヘダイ大漁 30号重りでサビキ釣り 大分県の津久見湾

2009年11月17日 カテゴリー:大分 / 海水魚(その他) / 釣りニュース

 タイ科の仲間、ヘダイは普通の釣り人にとってなじみの薄い魚かもしれない。「ヘダイが上がっている」という釣友、上杉次郎さんの誘いで大分県の津久見湾に出掛けた。 (香月駿一郎)

 ヘダイは「平鯛」とも書くように体が平たいことからこう呼ばれる。西日本地域に多く、南の魚である。一見するとクロダイに似てはいるが、クロダイに比べて色白で、体側に縦じまが幾筋も入っているのが特徴だ。
 
 上杉さんの船を岸近くのブリ養殖のいかだにつなぐ。最近、流行している「一つテンヤ」の仕掛けで狙うには絶好のポイントに思える。しかし、上杉流は30号の重りのサビキ釣りである。同じ号数の重りでないと潮の流れで仕掛けがオマツリするので、ここは「郷に入れば郷に従え」である。
 
 重りが底に着くと、さおの長さ分を2段、3段にしゃくる。これを繰り返すうちに、まき餌で魚が寄ってきた。すぐに、さおが大きくしなる。水深30メートル。重りと一緒だけに、巻き上げるのにも腕力がいる。最初の1匹を合図に、入れ食い状態になってしまった。30センチから35センチのヘダイが次々に姿を見せる。時にはチダイや大型のカワハギも交じる。
 
 釣り疲れて小休止すると上杉さんの声が飛ぶ。「船のいけすの底が見えないくらいに釣らなくては」。この海をホームにしている上杉さんの釣果の目安だ。前回のアジ釣りでも同じ言葉で、津久見湾の魚の豊かさを示している。
 
 私にとっては久しぶりの大漁だった。約4時間で3人が釣った数はヘダイだけで40匹近くにもなった。上杉さんは「ヘダイはチダイより3倍くらいおいしい」と言う。実際、刺し身で食べてみた。タイより身が軟らかいが、全くクセのない味だった。残りは三枚におろしてみそ漬けに。これもまた、うまかった。
 
=2009/11/17付 西日本新聞夕刊=


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