« 前のページへ | トップページ | 次のページへ »

福岡県志摩町の福の浦漁港 アジ入れ食い ヘダイ、メバル…まさに五目釣り

2009年12月15日 カテゴリー:アジ / チヌ・メイタ / 海水魚(その他) / 釣りニュース

 漁港の防波堤は手軽なファミリーフィッシングの場所だ。「サヨリが上がっている」との情報で福岡県糸島半島の志摩町福の浦漁港に出掛けた。サヨリではなく楽しい五目釣りが待っていた。(香月駿一郎)

 「前日まではサヨリがわいていたのに」。サヨリ狙いの釣り人のさおを曲げるのは、もっぱらボラだった。

 比較的波が穏やかな防波堤の内側で釣りをしていた福岡市の花田清治さん(59)がサヨリではない魚を次々に上げていた。花田さんの好意で、その横に入れてもらった。花田さんは日曜日ごとにこの防波堤に来る常連の1人だ。

 花田さんは軟調の短いさおでフカセ釣りだ。餌はサシアミ。棒浮きが気持ちよく消し込む。20センチほどのアジだ。「きょうはアジの南蛮漬けだ」と入れ食い状態になる。

 また浮きが水中に。今度は小型のヘダイ。次はメイタ、さらにメバル、クロと、まさに五目釣りになってきた。特にヘダイの数が多く、花田さんも「今年はよく釣れる」と話す。海水温の変化は微妙に魚の生息域にも影響を与えているようだ。

 周辺はかご付きのアジ狙いが多い。横の釣り人は夜明けから日本酒のカップ酒。酔いが回って寝ころんでしまったが、置きざおの浮きに当たりが出ている。「引いてるよ」と教えると突然、起き上がって1匹。「寝釣り」である。

 波止は足場も良く家族連れの子どもたちも元気よく周辺を歩き回る。釣った魚を失敬する海辺の野良猫も出没する。少し遠くでは海に落ちた人の救出劇も展開された。

 さまざまな出来事に一喜一憂した後、夕食の釣果をお土産に波止の釣り人たちは夕暮れ前に家路に着くのだ。


=2009/12/15付 西日本新聞夕刊=


西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]