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2時間でメバル10匹 島周り全部がポイント 佐賀県唐津市・神集島

2010年2月16日 カテゴリー:佐賀 / 海水魚(その他) / 釣りニュース

 釣り心をひときわ誘うのは島の釣りである。今回はメバルを求めて佐賀県唐津市の神集(かしわ)島に渡った。 (香月駿一郎)
 

 釣り仲間に電話して福岡近郊の釣り情報を聞くが、あまり芳しい報告はなかった。どこに行こうか。この島に行けばどうにかなる。なにせ、神の集まる島だから。困ったときの神頼みだ。
 
 同市湊から定期船「からつ丸」で島に着くのは10分もかからない。釣りシーズンには釣り人の姿を多く見かけるが、この日の乗船は2、3人。週末だが寒いので、さすがの釣り人も出無精になっているのだろうか。
 
 地元のじいちゃんに「メバルのポイントは」と聞くと「島の周り全部だ」と、なかなか哲学的な答え。自分で探せ、というありがたい教えだ。
 
 風が強いので風よけできる場所を探してさおを出すことにした。ポイントは藻場だ。メバル釣りは渓流さおの浮き釣りが面白い。目がいい魚だけに道糸、ハリスは0・8号の通しにした。餌はモエビだ。
 
 最初にモエビを一握り、まき餌にしてメバルの食欲をそそらせる。藻場の上を流すように浮きを調整する。浮き釣りの醍醐味(だいごみ)は浮きが消し込まれるその一瞬である。その瞬間が意外にも早々と、あっさりと訪れた。
 
 強い引き。渓流さおを大きくしならせながら黒い瞳の20センチのメバルが上がった。その後も退屈しない程度に15センチから20センチのメバルが浮きを海中に引き込む。2時間で10匹。みそ汁、煮つけ用は確保したので、さおをしまい、島内を散策する。万葉の歌碑があちこちにあり、この島のいにしえの姿を伝えている。
 
 帰り際、またじいちゃんに会った。「3、4月はアラカブがいいぞ」。ポイントを聞くと同じ答えだった。「島の周辺全部がポイントだ」


=2010/02/16付 西日本新聞夕刊=


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