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チヌ42センチをリリース 釣って飼育する子見習い 長崎県佐世保市・崎辺岸壁

2010年4月27日 カテゴリー:チヌ・メイタ / 釣りニュース

 ツツジの花が見ごろとなった4月中旬、長崎県・佐世保湾内で乗っ込みチヌが活況との情報をキャッチ、さっそく崎辺岸壁へ。初めての釣り場だ。先客の親子とあいさつを交わし、彼らの横に釣り座を構えた。仕掛けを作りながら、隣の少年に「釣れた?」と尋ねる。するとスカリを上げて見せてくれたのは、メイタ、カワハギ、アラカブ、黒ソイなど。先日は1・2メートルのアナゴが釣れたという。

 「この近くに住んでいる」と言う父親が「チヌは夕まずめがいいですよ」と教えてくれた。
 
 崎辺岸壁は海上自衛隊の基地に隣接、付近は立ち入り禁止や禁漁区になっているため「湾内とは思えぬほど魚影が濃い」そうである。この親子の釣りは食べるためではなく、釣った魚を自宅の水槽で飼育、観察するのだという。
 
 話によると、子供は小学校6年の井上一輝君で根っからの動物好き。海水魚や淡水魚のほか昆虫やトカゲを捕まえては、図鑑で名前や種類を調べ「何を食べる」とか「産卵は」と生態を観察しているとのこと。父の栄一郎さんは、そんな息子に付き合って、暇さえあれば、川、海、野山を「駆け巡っている」そうである。
 
 午後6時すぎ、食べるために魚を釣る私は42センチのチヌをゲットしたが、この岸壁は彼らの“学究の場”だ。チヌはリリースしてさおを納め、帰途に就いた。


=2010/04/27付 西日本新聞朝刊=


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