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キングサーモンの魅力 大自然の中さお振り満喫 米国・アラスカ

2011年7月12日 カテゴリー:海水魚(その他) / 淡水魚 / 釣りニュース

 今月2日は半夏生(はんげしょう)だった。早くも一年を折り返した。この時期、北米大陸のアラスカでは、キングサーモンが産卵のため、海から河川の上流部に向かい、遡上(そじょう)を始めている。

 キングサーモン(和名マスノスケ、以下キング)は、文字通りサケの王様。最大で1・5メートルにも成長するといわれ、漁師の網に62キロが掛かった記録もあるらしい。
 
 このキングに魅せられ、アラスカへは世界中から釣り人がやって来る。私もその一人。過去5回の遠征で、6匹のキングを仕留めた。レコードは130センチ22キロ。レイククリークとイエントナ川の合流点だった。
 
 アラスカでは自然保護のため、きめ細かなルールが定められている。キングを釣る場合は(1)ライセンスを取得する(2)決められた場所で釣る(3)生餌は禁止、ルアーのみ。しかもバーブレスフック(スレ針)1本だけ(4)釣ってよいのは1日1匹、1年3匹まで-と非常に厳しい。違反者はレンジャーから罰金、釣り具没収などの罪が科せられる。
 
 しかし、ルールを守れば、ラストフロンティア(最後の開拓地)の河川にはキングがひしめき、巨大な熊やオオヘラジカが目の前を横切り、頭上にはハクトウワシ(米国の国鳥)が旋回するといったふうだ。太古のままの自然に包まれ、さおを振る醍醐味(だいごみ)は、釣果のいかんにかかわらず「釣り師冥利(みょうり)に尽きる」といえよう。
 
 
=2011/07/12付 西日本新聞夕刊=


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