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近くの川でハゼ楽しむ 子どもの釣り入門編に最適 福岡市・金屑川

2011年10月18日 カテゴリー:淡水魚 / 釣りニュース

 釣りのエッセー本の名作は「猿猴(えんこう) 川に死す」(森下雨村著)だ。この中にある、80歳になっても毎日、釣りに出掛ける「はぜ釣り婆(ばあ)さん」の小文は、いつ読んでも心温まる。この婆さんのように、福岡市の金屑(かなくず)川にハゼ釣りへ。秋の日の、のんびりした釣りだ。

 福岡市内の河口近くでは、どの河川でもハゼが釣れる。こうした都会の川で簡単にハゼが釣れるのはある意味、ぜいたくなことだ。
 
 満ち潮の時間に合わせ、川辺からさおを出す。市販の仕掛けに餌は青虫でちょい投げ。少しずつ引いてくれば、ブルッとした明確な当たり。小気味よい。
 
 投げ釣りもいいが、落とし込み用のさおにタイコリールの脈釣りも一興だ。川辺を歩きながら、軽く上下に誘うと、またまた、ブルッとくる。
 
 この本の中に「ハゼは釣るものではなく、ひらうものだ」というくだりがあるが、まさに、拾いながら釣っていく。
 
 ハゼ釣りのベテランに言わせれば「上げ潮ではなく、干潮時が狙い目になる」。干潮の細い流れのたまりになった場所には、ハゼが集合している。干上がった川底に下りていき、釣り堀状態になったたまりでハゼを次々に釣っていくのだ。干潮時の川の流れをチェックすることが、束釣り、数釣りにつながるとの経験談である。
 
 この日は、1時間で10匹。これだけ釣れば、てんぷらに十分だ。これからはハゼも大きく、肥えていく。遠くに釣行するより、足元の川でハゼと遊ぶのも私の秋の歳時記である。特に子どもの釣り入門編としてはハゼ釣りは最適だ。
 
=2011/10/18付 西日本新聞夕刊=


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